秋の福岡クラシック界は大盛況、これまでになくコンサートに通いましたが、本当に素晴らしいものでした。
まずは、ワレリー・ゲルギエフ指揮マリインスキー歌劇場管弦楽団
ともかく曲目が超豪華だったこの演奏会。ストラヴィンスキーの火の鳥組曲、ペトルーシュカ、そして、春の祭典。。。
ゲルギエフの指揮でストラヴィンスキーの3つのバレエ曲を一夜で聴けたこと自体、スゴいことだったと今更ながらに思いますし、それぞれ良かったのですが、その中でもやはり白眉は火の鳥。。。2000人の聴衆に物音ひとつ立てさせない極めて高いテンションを保ったpppとその対比でこそ輝く爆発的なfffには大満足でした。
続いて、ファジル・サイのピアノ・リサイタル
初めて聴くファジル・サイの天才ぶりに納得したこの演奏会。。。白眉は何と言っても、最初の展覧会の絵。その多彩な打鍵ぶりとそこから生み出される音のドラマに釘づけになりました。
ただ。。。その後の彼の自国トルコで起きた暴動を主題で取り上げた自作のあまりにも陰惨な音の響きと進行に、その後のジャズ系の楽しげな音楽は全く耳に残らなかった。。。というオチつきですが。苦笑
そして、この秋はこの後も素晴らしい演奏会が続きました。。。
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