新宿 歌舞伎町・BAR LEMPICKA(レンピッカ) 17/09

新宿 歌舞伎町、元コマ劇場のあった近くにあるレンピッカさん。このお店に初めて伺ってから早くも10年以上経ちました。。。この近くにあったBar Akubiというお店でマスターと顔見知りになり、それで伺うようになったのですが、そんなキッカケでもないと(?)この赤い目玉の看板のお店、一見さんではちょっと入りにくいです。笑

しかし、このお店は背筋の伸びたマスターの雰囲気そのままの名店です。

先日、久しぶりに伺った際には、マスターはおられず、新しい若いバーテンダーの方がおられたのですが、聞くともなしに他のお客さんと話されている内容が実に面白い!しかも、頼んだ1杯目のカクテルが美味しかったので、フルーツ系で何かいいの、あります?とお聞きしたら、今日はマンゴーのいいのがありますが、とのこと。お薦めされるがままに頼んだこのマンゴー・カクテルが絶品!何か秘訣でもあるのですか?と尋ねたら、このお店を一度クビになって、修行に行った別のお店で学んだ技で、これを持って再度このお店に戻って来られたのだそうで。。。感心してしまいました。

若い世代の才能のあるバーテンダーさん、同年代のお客さんを捕まえることが出来ればいいのですが。。。最近、クラシックやジャズで若い素敵な演奏家がとみに増えているのに、肝心の彼らを聴く客層が私以上の年代の方が多いように思えて仕方なく。。。それと同じことがここでも起きている?そうでないことを心から祈ります。

そうこうしている内にマスターが戻って来られて、奥に入られたかと思うと一枚の名刺を持って来られました。「こちらにも行ってやってください」。。。私がファンだったBar Akubiで働いておられた女性バーテンダーの方が遂に独立して出された新しいお店 Bar kasasagiを教えてくださったのですが、今回も何の会話をした訳でもなく、東京を離れて10数年、その後は限られた訪問にもかかわらず、私の顔とどういう経緯でこのお店に伺い始めたのかをいつ行っても覚えておられるマスターの驚異的な記憶力にはいつも感心させられます。。。

その他にも色々お話を伺って、楽しい夜でしたが、最後にマスターがおっしゃった「来年でこのお店も20年になりますが、自分一人の都合では閉めれなくなりました」というお言葉は冷静で客観的なイメージの強いマスターだけに、本当に重みがありました。

最近、馴染みのお店がどんどん閉店し、またジャズ・バー巡りをしている中で、何年このお店はあるんだろう?と悲観的な想いをしている客の一人として、極めて共感出来るカッコいい台詞でもありました。。。マスターは私より若いので、せめてこのお店ぐらいは私が死ぬまで通えるお店であってほしいものです。笑




汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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