ライブ@Jazz Inn New COMBO~大口純一郎トリオ、沖至~


福岡・晴吉にあるJazz Inn New COMBO(ニューコンボ)さんでこの1週間内に立て続けに行われた2つのライブに行ってきましたが、どちらも素晴らしかった!

まずは、大口純一郎トリオから。。。大口純一郎さん(p)、米木康志さん(b)、本田珠也さん(dr)という日本ジャズ界のトップ・レベル3人で構成されており、一時期、本田さんが抜けた時期があったとはいうものの、もう15年以上活動しているというこのトリオ。私がここ福岡で初めて彼らのライブを聴いて以来、外せない予定がない限り必ず聴きに行っているメンバーでもあります。

彼らの演奏を評してぱっと想いつく言葉が、上質、大人のジャズ、一流の余裕、抜群の安定感。。。ですので、ライブとしての感想も、ハプニング的な面白さはないのですが、個々人の力量の高さとそれに裏打ちされた一期一会的な展開の面白さ・音楽そのものの説得力に圧倒され、「やっぱり、一流はスゴいなぁ。。。」の一言。。。満腹・大満足で帰路につくのも、毎回のことです。笑

尚、今回のトピックスは、本田さんがNY帰りの時差ボケとかでどこか体調が悪そうだったこと(とは言え、演奏はさすがでしたが)、そして、このメンバーで15年ぶりに録音したというCD「Invisible」の発売記念ライブ、ということで、その中の曲を演奏したこととでしょうか。CDのオープニング曲、Sopa de Ajo(スペイン語でにんにくスープ)も演奏されたのですが、その変わったタイトルと共に何とも洒脱なリズム感で印象的でした。。。何と12拍子(?!)らしいです。。。

この彼らの1枚目のCD「BIG SMILE」はお気に入りの一枚としてロードスターに常備しており、俗世間から隔絶した非日常感を出したい時(?)等によく聴いているので、今回のCDも迷わず、即購入!

この「Invisible」も「BIG SMILE」同様、彼らの演奏の特徴が鮮やかにパッケージングされているいいCDで早速ロードスター常備CDの一枚になりましたが(笑)、敢えてその違いを言えば、熟成、でしょうか?

「Invisible」では、あくまで比較して、ですが、特にリードする大口さんのピアノの音が熟したとでも言えばいいのでしょうか?音に重みがあるのに、自由闊達、変幻自在、天衣無縫。。。十二分に大人びて落ち着いた音にしか聴こえなかった「BIG SMILE」での音が、「Invisible」の後に聴くと軽やかな躍動感のある音に聴こえてしまう。。。いいとか悪いとかではなく、これまでライブで聴いてきてもそんな風に思ったことがなかったので、単に驚きました。。。

ライブ旅行が少ししんどくなってきたとおっしゃっておられた大口さんですが、黄昏の輝きの時期を迎えられつつあるのでしょうか。。。くれぐれもご健康には気をつけていただいて、これからのライブをますます楽しみにしたいと思いました!

大口純一郎さんのHP



そして、次に。沖至さんと福岡の仲間たちのライブ。。。沖さんのライブは昨年、フリージャズを感激して聴いて以来、ちょうど1年ぶり2回目となりますが、今回はスタンダード。

メンバーは昨年同様、沖さん(tp、笛)と地元福岡の重鎮 川下直弘さん(t.sax、Vn)を中心にあとは若手メンバーがサポートするという形でしたが、こちらは大口純一郎トリオとは全く逆で、ハプニング的な面白さのオンパレード!

沖さんが多少お疲れ気味だったのか、最初はちょっと盛り上がりに欠けたのですが、地元の若手である堀尾茂雅さん(cornet)や 坂井真実子さん(a.sax)が飛び入りで参加した2部中盤から急激に演奏がエスカレート!

前半とは逆に、何が何だかわからないくらいに盛り上がりっぱなしモードに入り、客席もヤンヤの大喝采!ただただ、沖さんの世界に圧倒された昨年とはまた違いましたが、これはこれで楽しかった!

どちらも、こんなスゴいライブをたった20人弱の客で楽しめるだなんて本当に贅沢なことですが。。。ジャズ喫茶と同じく、このジャズという素敵な文化を追いかけられるだけ、追いかけたいと思っています。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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