ズービン・メータさん指揮イスラエル・フィルハーモニー管弦楽団演奏会。
本当に失礼ながら、まったく期待も、予想もしていなかったその完成度・大熱演に心から感動!これまで聴いた数々の演奏会の中でも5本の指に入る素晴らしい演奏会でした。
ズービン・メータさん。。。巷で70年代の頃が最高だったと言われ、私自身もそう思い込んでいた彼が指揮をする。期待は出来ない。この日聴くべきは弦のイスラエルと言われるオーケストラの美音、そう思って行ったこの演奏会。。。
何と、最初の曲目変更のあったヴィヴァルディの4つのヴァイオリンとチェロの協奏曲の酒脱な愛らしさにいきなりノックアウト!
次のモーツァルトのリンツでは、何も変なことをせず、オケご自慢の美音でただただ優美に奏でられたものだからついついうっとり酔わされ。。。
最後の盛り上がるはずのチャイコフスキーの交響曲5番を今度は堂々とした響きを前面に出しつつも、期待以上にきっちり盛り上げ、そして、アンコール。。。
チャイコフスキーとは打って変わったプロコフィエフのロミオとジュリエットのティボルトの死というドラマティックな曲で、オーケストラの性能の良さと切れ味の良さまで見せつけた彼らにもう翻弄されっぱなし、お腹いっぱい。。。
にもかかわらず!!観衆の大興奮にも後押しされたのか、時間的にもこの時点でかなりいい時間になっているのに、彼ら自身も何だかノリノリ。。。まさかまさかの2曲目のアンコール、マスカーニのカヴァレリア・ルスティカーナの間奏曲!今回の東京公演でも評判の高かったこのアンコール曲ですが、その魅せつけられた弦楽合奏のあまりの美しさに涙が出そうになりました。。。
尚、私にとって、ただただ幸せ、としか言いようのなかったこの特別な一夜は、ホークス日本一で、福岡中が幸せな一夜でもあったことをつけ加えておきます。。。笑
最後にメータさん。。。貴方がこんなに素敵な歳の重ね方をされておられていたなんて、知りませんでした。演奏を聴きもせず勝手な思い込みをしていて、ごめんなさい。次回は今回のように当日たまたま仕事が早く終わったからフラっと、みたいな不謹慎な聴き方ではなく、前売り券を買ってちゃんと聴きに行きます!と思わず猛省し、誓ったことを記しておきます。。。
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