パーヴォ・ヤルヴィ 指揮 ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団 演奏会@北九州 14/12

今年最後のクラシックの演奏会は、パーヴォ・ヤルヴィ指揮ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団演奏会。これまでのアクロス福岡から離れ、北九州は小倉にあるアルモニーサンク北九州ソレイユホールに聴きに行ってきました。

このバーヴォ・ヤルヴィは、今、まさに旬を迎えているという意味では10月に聴きに行ったグスタボ・ドゥダメルと同様ですが、父親が有名な指揮者で血統がいいとは言え、その斬新な解釈・演奏で人気が出た指揮者なので、今年聴けるのを一番楽しみにしていた演奏会でした。

さて当日の演奏ですが、ちょっと含みがあるのですが、見事な快演。

ブラームスの大学祝典序曲、諏訪内晶子とのメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲、ブラームスの交響曲1番。。。いくつか小さなミスはあったものの、各々聴き応えのある演奏でした。

特にオーケストラを50名ぐらいまで絞って小編成で演奏されたメンデルスゾーンの協奏曲は、オーケストラとソリストがあたかも対話しているかのようなお互いへの気遣い・受け渡しが気持ち良く、よく歌う諏訪内晶子の繊細なヴァイオリンの音が引き立った素敵な演奏でした。

またメインのブラームスの交響曲は、パーヴォ・ヤルヴィの明確に意思を持った棒の下、70名ぐらいの小さな編成とは言え、オーケストラが大きく体を揺らし奏でる様はまるで音が飛び出すダンス・パフォーマンス(?)のよう。。。笑

ただこの演奏会、心から満足したにもかかわらず、聴き終えてからとても不思議な感覚に襲われました。。。クラシックでスゴい演奏会に遭遇した時に得られるものとはちょっと違う、後を引かない、余韻が薄い。。。サーカスを観た時にスゴい!と興奮した満足感とでも言うのでしょうか?

パーヴォ・ヤルヴィの解釈がオーケストラをゆったり歌わせるものではないことやオーケストラがその解釈をこなすに十分機動的に良く動くものの、決して美音がウリではないこともあるのでしょうか?

よって、感想が「名演」ではなく、「快演」になった訳です。

しかし、ここに記さなかった演奏会も含め、本当にスゴい演奏会に出会えた一年でした。。。来年もまたこんな素敵な演奏会達に巡り会えることを祈ります!


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九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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