鹿児島・門

先日、初めて鹿児島のジャズ喫茶/バーに行ってきました。

鹿児島中央駅近くにある老舗 門さん。。。昼下がりのおやつ時に辿り着いて、びっくり!鹿児島一栄えている駅そばというこんな抜群の立地条件のいい自分の土地とビルを使ってジャズ喫茶をやられるなんて、何と収益率が悪い!笑

そんなことを思いながら1階の喫茶店に入ってみて、今度はちょっとがっかり。。。そこに広がっていた風景は、単なる昔ながらのカウンターのある喫茶店。そこにBGMでジャズが流れている?それもミニコンポ?!ぐらいな感じで、お客さんも普通のジャズなんか気にもしていない風情の方々ばかり。

カウンターに座らせてもらい、まぁ、時代の流れ、かつ、収益率を考えるとこの方がまだマシとの判断かなぁ、仕方ないのかなぁ、等と思いつつ、サイフォンで入れる本格的な温かい珈琲をいただき、マスターの手が空くのを待って、ちょっとおしゃべり。。。

2階のジャズ・バーが今は金曜夜のみの営業となっているとのことで、それ自体、とても残念だったのですが、その後、この店が10月に再開発で立ち退きになる、もう店を閉める等という極めてショッキングなお話が!

せっかく来たんだから、と見せていただいた2階のジャズ・バーですが、何だか如何にもいい音が鳴りそうな雰囲気。。。

新しい場所で続けていただけないのですか?の質問に対し、この音を再現出来るとはもう思えないと寂しげにおっしゃったマスター。。。確かに長い時間をかけて調整して、初めて鳴る音があるのは事実で、残念ながらまた一つ、素敵なジャズ文化遺産が滅びるのも仕方ないのでしょうか。場所の良さが仇となった形です。。。涙

最後にいただいた恒例のマスターのサイン。「ようこそ」の一言に温かいお人柄がにじんでいるような気がしました。

閉店までに何とか金曜夜のジャズバーを訪ねたいと思います。


<後日談>

ようやく行ってきました金曜夜、バーの日。入れ替わり立ち替わり訪れる常連さんとの会話が盛り上がる狭い店内、その中心で甲高い声で語り笑う、ほろ酔い気分のマスター。。。このバーは単なるジャズ・バー等ではなく、まさにマスターの生き甲斐であり、マスターのサロンなのだとしみじみ感じ入ったと同時に、マスターだけでなく、この場を失う常連さんの悲しみも少し垣間見えたような気になりました。。。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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