大分・中津 ちょいWARUうさぎ 18/06

大分・中津にある「ちょいWARUうさぎ」さん。。。ご開業されてちょうど10年の節目を迎えられましたが、そのネーミングだけでなく、マスターの言動やこだわりぶりがどこかユーモアを伴って心に引っ掛かる不思議なお店。

ネーミングの由来は、マスターのお名前ワタルから「バー・ワタル」→「タ」を抜いて「バーWARU」→そんな言葉もあったっけと「バー・ちょいWARUオヤジ」→もう少し何かヒネリたいなぁ、ウサギ年生まれのマスターのお店だから、ということで「ちょいWARUうさぎ」。

オシャレな棚にまとめられた缶詰やカップラーメン等、Foodメニューの割り切りっぷりも実に壮快なこのお店。

こんなお店を築き上げられた今年56歳のマスターを理解するためのキーワードの一つが「ギタリスト」。

その仲間からこの本に「名前はすごいがマスターは優しい」と紹介されていたりしますが、音楽についてはそのご興味のまま、ロック、ジャズ、ブルースが中心とは言うものの、「いいものはいい」とおっしゃる雑食系。

そこに「サービス精神旺盛」というキーワードを掛け合わせると、こんな店内紹介写真に。。。マスターとの会話の成り行きで撮ったものの、これまでにないカットで、個人的に至極ご満悦な一枚。

今度は「サービス精神旺盛」というキーワードに「おしゃべり好き」を掛け合わせると、もうこれは、話が止まらない!

この時の話を要約すると、①老舗のジャズ喫茶グルーヴィさんはこのお店から歩いて5分、②周囲が住宅街に変貌、③その立地条件からライブが出来なくなった、④近くにあったビリケンクラブというライブハウスも閉店した、⑤そんな流れで、このお店でライブを引き受けることが増えた、⑥開業間もない頃からライブをされている一人がヴォーカルのチコ本田さん、⑦お店の広さが半分だったその当時、カウンターの中に入って歌っていただいた、⑧隣のスナックが閉店したので、そこも借りて店舗を拡張した、といった内容でしたが。。。

更にはここで「極端なまでのDIY精神」「半端ないこだわりぶり」等のキーワードが、次々に炸裂。

細かい所まで知恵を絞って作り上げられたカウンター、組み合わせ自由の便利な工夫付きの細長いテーブルから始まり、拡張したスペースをライブ・ステージにするための床、壁、天井の補強・改造だけに留まらず、遂にはこのビルの階段の手摺りに至るまで、全てマスター自らの手によるもの。

ステージ奥に演奏者用の控室をちゃんと作るご配慮にも感心させられましたが、その壁紙にはその当時のチコさんのご趣味に合わせたヒョウ柄をチョイス。。。苦笑

その他、アップライト・ピアノをこのお店に運び上げた時のご苦労話やその維持管理にご腐心されておられるお話、米CROWN社のアンプをチョイスされる等、音響に対するこだわりや大阪のミュージシャン仲間の逸話等々、次々に繰り出される陽気なネタは留まるところを知りません。

こんな感じで、チコさんを始め、ミュージシャンの皆さんにも人気のこのマスターですが、その最大の武器はきっと「愛嬌」。

昔は「男は度胸、女は愛嬌」なんて言いましたが、ちょい悪オヤジにとって、愛嬌こそ最高の武器。

この大分の情報誌セーノ!さんにご紹介されているマスターの「酔っぱらい」の側面を今回は見れませんでしたが、きっと何をやっても許されるこの武器が有効に働くのではないでしょうか?笑

また、JR中津駅前に広がる商店街の副会長として様々な盛り上げ企画を画策しておられるとのことで、お店の前に作られた手作り提灯もその一つですが、きっとそこでもこの能力が生かされているのだと思います。

次回もすぐ隣にある創食家「花」さん(注)で腹ごしらえをしてから伺いますので、よろしくお願いいたします。

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】

(注)花さんはジャズの流れる居酒屋さんですが、マスターが音響をご担当。

その雰囲気はこちらでご紹介したとおりですが、今回とてもお世話になったこのお店の大将はマスターの1年後輩、かつ、商店街の会長さんでもあるそうです。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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