【今年の振り返り①】熊本県立美術館モダンアート・ニッポン展20/05

レイコ、来るってよ!

この秀逸なキャッチ・コピーは、今年の春、熊本県立美術館で開催されたモダンアート ニッポン!展のチラシのもの。

裏面に書かれていた展覧会の紹介も実にシュール。

「みなさんはわたしのことを『ちょっぴりこわい』とか言っているみたい」とレイコに語らせたこの驚くべきセンス。

「絶対に観に行かねば!」と心待ちにしていたのですが、その会期が新型コロナ対応の自粛期間から緊急事態宣言期間までピッタリ重なる3/20~5/10。。。何たる悲運!

恐らく次の予定ギリギリまで延ばしてくれた結果だと思いますが、会期を15日(金)まで延期、かつ、開館時間を18時15分まで延長してくれたお陰で、私は何とか観に行くことが出来ました。

この展覧会では広島県廿日市市にあるウッドワン美術館所蔵の日本の近代絵画※が展示されていたのですが、西欧に負けじと頑張った日本人画家の輝かしいばかりの成果、躍動ぶりに圧倒され感動しました。

※岸田劉生「毛糸肩掛せる麗子肖像」を始め、藤田嗣治、青木繁、藤島武二、横山大観、菱田春草、そしていつもどこか心に引っ掛かる小出楢重等の作品

また、HPでその最終日までレイコに語らせ続けられたユーモアは、展覧会の壁に貼られた数々の作品紹介でも健在。

これはその一例ですが、横に並べられた一連の裸婦像の紹介文。レイコの横に小さく書かれた一言「そこまでしても描きたかったのね。」には、しばし無言で大爆笑。

今年を振り返っていた中で、こんな素晴らしい展覧会が大幅な会期短縮を余儀なくされたことを改めて惜しむと共に、この素敵な学芸員さんを始め、コロナ禍の中、その運営に携わられた美術館の皆様に心からの感謝と拍手を送りたいと思い、遅まきながらここに取り上げた次第です。


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九州でのジャズ冒険を中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑