福岡中州・リバーサイド 15/09【沖至フリージャズ】+18/11【ご閉店・情報】

 

先日、福岡で行きつけのジャズ・バーJABのマスターから「フリージャズの生きるレジェンドのライブがあるから是非、行っておいで!」と勧められた沖至さんのライブに行ってきました。

初めて行っ た福岡は中州にある50年を越える老舗のジャズ・バー JAZZ SPOT RIVER SIDE(リバーサイド)さん。狭い箱ですが、超満員!

ちなみにこのお店、代々マスターは常連さんが引き継ぐという稀有なシステムを取っておられ、現在のマスターは何と6代目。本当に素晴らしいことだと思います。

さて、この日の豪華なメンバーは、サックスにこれまた生きるレジェンド川下直広さん、また同じくトランペットの堀尾茂雅さん、ギターの波多江崇行さん、ベースのavanさん、ドラムの武井康郎さん。

ありがたいことに最前列で聴かせていただいたのですが、この日はフリージャズの日。楽しくもこれまで体験したことのない驚愕的なパフォーマンスに圧倒されました。

それにしても、まさに名人芸。あれだけたくさんのラッパが一斉に鳴っても、全くうるさくないんですね。。。ちょっとこのライブを聴いてしまうと、当分ライブは行かなくてもいいかな?等と思ってしまいました。

そして、当たり前の流れとして沖さんのCDを買わせていただいたのですが、これがまた秀逸!一音一音の音の深み、空間との対話等々、言葉になりませんが、ともかく聴き応えがあり、しかも録音が絶妙にいいので、オーディオが趣味の私としては狂喜乱舞。。。ライブの興奮が甦ってきて、寝れなくなったぐらいです。

あと、このリバーサイドさんのお客さんがまたジャズをよく知ってらっしゃる方ばかりで、中でもスゴくカッコいいお姉さんがいらっしゃって、その合いの手のタイミング・声の良さにはほとほと感心してしまいました。。。ただそのお姉さん、実はジャズ・シンガーだったというオチがついていましたが。笑

そこからそのお姉さん達とお話させていただきましたが、合いの手は自分が感じたところで入れればいいんだと教えていただき、クラシックからジャズを聴き出した私にとっては、これまた目からウロコ。。。本当に素敵な夜でした。

尚、後日談ですが、同じくJABのマスターに勧められて行ったチコ本田さんのライブ@リバーサイドさんでのお話。

このお姉さん、チコさんから曲の真っ最中にマイクを振られた際、物怖じもせず、見事な♪ダバダバ~というスキャットをご披露!その男前ぶりにも驚かされました。笑


〈2018.11.3追記〉2018年11月8日をもって、この老舗ジャズ・バーが一旦閉店されるとのこと。ビル老朽化による立ち退きがそのキッカケのようですが、とても残念なことです。

長崎・マイルストーンさん(注)と同様、ご復活を心から祈念いたします。

(注)昨年末から今年にかけ、ビル再開発・立ち退き・一旦閉店→ご復活の軌跡を辿られた長崎・マイルストーンさんの記事はこちら。ご参考まで。


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九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑