福岡に来てから、よく通っているのが、天神南にあるジャズ喫茶JAB(ジャブ)さん。
取引先の方から教えていただいたお店で、先代のマスターの羽生さんは九州ジャズ界の重鎮のお一人だったという老舗のジャズ喫茶。
今のマスターは先代の下でアルバイトをされていて、先代が亡くなった後、代を継がれた2代目ですが、私にとってはこのマスターの木訥な味わいがこのお店のすべて!
お客さんがあまりいらっしゃらない時に教えていただくジャズの話や、時々放たれる辛口コメントもまた楽しく、時に常連さんの話に加わらせていただくこともあったり、それこそ前回紹介した九州ジャズロードという本を教えてもらったのもこのお店のお客さんから、と福岡での生活になくてはならないありがたいお店となっています。笑
そしてこのお店の、半世紀近く鳴り続けているJBLの巨大スピーカーが奏でる音楽。。。一聴した感じ、音量を上げ過ぎないことやレコードの選択もあるのでしょうが、まったく威圧感も愛想もありません。だから、会話していても邪魔にならない一方、こちらが聴くモードに入った途端、音がすっと心に入り込んでくる感じで、まさに朴訥としたマスターの味そのものかと。。。特にボーカルの温かさ、表現力は身に沁みます。
システムはすべて市販のものではありませんのでご紹介出来ませんが、オーディオとしてこんなあり方もあるのだと感心し、その方向性は参考にしたいと思っています。
ちなみに、九州ジャズロードのJABさんのページにマスターにサインをしてもらったのですが、似顔絵まで書いていただきました。笑
さすが、マスター。。。見れば見るほど、何とも深い味わいです。ありがとうございました。今後もお世話になります。
【駐車場:無(近辺にコインパーキング多数有)、喫煙:可】
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