【紹介:ジャズの優しさが心に沁みる店】福岡 天神南・ジャズ喫茶 JAB(ジャブ) 22/08

通い始めて10年目。

マスターの変わらぬ笑顔、柔らかく包み込んでくれるジャズ、ほっと一息つける場所。

行けばわかります、このお店の良さは。



但し!このお店はジャズ喫茶です。最低限のマナー※は守ってくださいませ。

※最低限のマナー:流れているジャズの邪魔になるような大声での会話は禁止等


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【以下、2018/1の記事を転載】

天神南にあるジャズ喫茶JAB(ジャブ)さんは、福岡にいる間で一番よく通ったお店であり、九州ジャズロードという本があることを教えていただいたお店。

通い始めてもうそろそろ5年になるのでしょうか?

九州ジャズロードのあちらこちらのお店に行っては毎回報告しに行くのが楽しみで、踏破後もすぐに報告してきましたが、「スゴいね!今度、その本を持ってきて見せて」というマスターの一言がとても嬉しかったです。

また九州ジャズロードの著者 田代俊一郎さんにお会いしてサインをいただいたことを我が事のように喜んでくださったり、ストリート52での悪戦苦闘ぶりに「うちの紹介って言ったらいいよ」等々のアドバイスをいただいたり。。。前回も書きましたが、そんなマスターの独特な味わいが魅力のこのお店。

また、このお店で聴けるレコードは他のどのお店でもかからないマイナーなものが多く、その時その時の流れでマスターがかけられるレコードを「このレコード、いいですねぇ。。。」等とボソボソ言いながら、そのジャケットを見る。

ゆるやかな時間が流れるとても居心地のいい空間です。

これだけ通うと色々思い出は尽きませんが、お客さんがもう来ない時間に聴かせていただいた山下達郎の生々しい音も忘れられませんし、年始早々ご挨拶に伺ったらお酒を振舞っていただいたり、色んなアングラの話題等も事欠かず、ライブ情報をいただいて行ったり。。。

更には今回の転勤に際して、その転勤先にいる元常連さんに連絡を取りご紹介いただいたりと、色々良くしていただき、本当にありがたい限りでした。

ちなみに最近、このお店のことを「天神南という繁華街近くでお昼から開けている喫茶店」、かつ「食事の美味しい店」とだけ認識して来店、スマホ片手に人気メニューを探して注文し、食べるだけ食べたらとっとと帰るお客さんが増えた(注)とのこと。

ちょっとでいいからジャズも聴いてから帰ってほしいなぁ、とボヤかれるのですが、儲かればそれでいい、ではない辺りが、やっぱりジャズ喫茶のマスター。

このお店に、このマスターに巡り会うことが出来なければ、この福岡でこんなに楽しい時間を過ごすことは出来ませんでした。心から感謝いたします。

マスター、くれぐれもお身体にはお気をつけて。また再訪出来る日を楽しみにしています!


(注)本格的なジャズがそれなりの音量で流れていても、それを完全にBGMに出来る人が増えたような気がします。飲食がメインでジャズは単なるBGM。例えそれがどんなスゴい演奏でも、全く関係なし。

確かに最近、飲食店でかかっているBGMの多くがジャズですが、これもその潮流の一つでしょうか?

【駐車場:無(近辺にコインパーキング多数有)、喫煙:可】


JABさんの他の記事  ①14/01 ③20/05



※このお店は弊著「九州ジャズ・ガイド 第①号( ↓ )」にも掲載されておりますので、よろしくお願いいたします。 

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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑