九州ジャズロード

九州ジャズロード」という本をご存知でしょうか?

田代俊一郎さんという西日本新聞社の名物記者が九州各地のジャズ喫茶/バーを全58店取材され、それぞれのお店の個性を店主の言葉を交えながら客観的に紹介されている本です。ページ割りが1店につき4ページずつと贅沢で、写真も多く、店の雰囲気が伝わってくること、またそれぞれの店毎に詳細な地図が掲載されているので、実際に訪ねて行きやすそうなこともウリでしょうか?笑


この本は、ロードスターの納車待ちのある日、行きつけの福岡・天神南のJABさんでたまたま知り合ったお客さんから教えてもらいましたが、後日この本を入手し読んで思いました。これだ!

ロードスターに乗って、九州各地で個性的に鳴らされている音楽を聴きに行く九州ジャズ・ロード巡り。。。ロードスターといい、この本といい、いい出会い・縁に感謝。

と言って、始めた九州ジャズ・ロード巡りでしたが、あちらこちら訪問している内にいつの間にかジャズ・バー/喫茶のマスターから色んなお話を伺うことがその目的になっていました。

彼らは奥深いジャズの道を色んな方向から教えてくれる案内人。一人のマスターにのめり込むも良し、同じネタ(注2)を色んなマスターから教えてもらうも良し。いずれにしても素晴らしい時間を過ごせます。

また、それぞれのお店で鳴っている音楽はどんなオーディオを選択されておられるか(注1)、どんな慣らし方をされておられるかも含めて、マスターの個性そのもの!これも本当に不思議に面白い。

ということで、もし書店等で「九州ジャズロード」という本を見つけたら、是非一度ご覧くださいませ!(姉妹編の山陰・山陽、四国、沖縄も併せてどうぞ!笑)


(注1) オーディオ・マニアの方への紹介文。。。オーディオ・マニアの気になるもの、当然人によるとは思いますが、恐らく他人のオーディオ・システムではないでしょうか?

何でもそうだと思うのですが、オーディオもあれこれいじっている内に、自分のシステムが奏でている音楽が客観的にどの程度のものなのかを知りたくなるものですし、また当然自分の知らない奏で方も色々聴いて、参考にしてみたいと思います。

ただ残念ながら、オーディオ・マニアご自慢のシステムというものを聴かせていただく機会はそうはあるものでもありませんし、オーディオ屋さんに行っても、その製品なりの音が単純に鳴っているだけで、音楽の奏で方という意味ではあまり参考になりません。(注2)

そこで、その欲求を満たす一番簡単な方法は、それを生業としているクラシック喫茶とかジャズ・バー/喫茶に行くことです。

この「九州ジャズロード」には詳しいシステム名等は明記されておりませんが、大体雰囲気はわかりますし、各お店のHPや私の記事等もご参考にご訪問されてはいかがでしょうか?同じシステムでもこんなに音が違うものかと驚かれること、必須です。

(注2)マニアックな話で恐縮ですが。。。よく「原音再生」と言われますが、実際には相当困難な話だと思います。鳴っている場所の広さ、音量等々、少なくとも私の環境では無理です。苦笑

よって、オーディオはその人なりの奏でたい音楽があって、そこに向かって色んな取捨選択をした末、システムを構築していくものだと考えているので、このように書きました。

あと、オーディオ屋さんに通わない理由。。。それは、別の製品が欲しくなってしまうから、ですね。笑

(注3) 同じネタ。。。私がよくやるのは「最近聴いたオルガンのライブがやけに良かったので、何かオルガンのいいアルバムをお願い出来ませんか?」と言って、マスターのおススメ盤を教えていただくことです。これで随分、新たな名盤と巡り合いました。

(18.6.5改訂)


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑