初めてクラシックコンサートへ行くあなたへ

 

知り合いが初めてクラシックのコンサートに行くことになり、何かある?と聞かれた。。。何があるかなぁ。。。

まず、前日まで。

どんなコンサートでもそうだけど、一曲の長さの長いクラシックのコンサートでは、予習がとても大切。曲目を確認して、ともかくどんな曲なのかを知っておくだけで、全然楽しみ方が違ってきます。

どのくらいの長さの曲かがわからないと、まだ終わらないのかぁ?等と変な所でストレスを感じる可能性もあるし。苦笑

今はYoutubeで気軽に聴けるようになったから、昔よりはるかに予習が楽になったし、まずは聞き流すだけでいいので、曲に少しでも馴染むこと。出来ればちょっと好きな部分を見つけられれば、そこを楽しみに聴き進めることが出来るから、更にいいと思います。

さて次に当日。

コンサート会場への服装はラフ過ぎなければ何でもいいとは言うものの、せっかくのハレの場だし、少しよそ行きの方がいいかな?

入口でたくさんのチラシの入った袋をもらって入場。コートはクロークに預けて、自席をチケットで確認。。。わからなければ係員さんに聞いたら丁寧に教えてもらって、コンサートホールの何となく豪華な雰囲気を楽しみつつ、着席。

座席の前後の間隔が狭いから、隣りとかの席の人がまだ来てないようだったら、来た時にさっと立てるようにしておいてね!笑

大体周りの人が揃ってきたら、臨戦体勢(笑)へ。。。まず、演奏中に落としてしまう危険の高いチラシの入った袋を床の一番下に置くこと(ツルツル滑るから、よく落とす人がいる)。

後は、出来るだけ何も持たない、荷物なんかも膝の上に置かず、床に置いた方が無難かな。。。万が一、風邪をひいてて、セキが気になるんだったらハンカチだけ出しておいて。。。

そして、開始の鐘、アナウンス、照明が落ちて、演奏者の入場。。。ここからはオーケストラの場合で話を進めますが、100人近い演奏者が出てくるので、ダラダラ長いけど、出来れば、期待を込めて緩やかに拍手し続けたいものです。

そして、オーケストラが全員揃った所で、チューニング。。。オーボエのA音に合わせて全員が楽器の微調整。この時の色んな楽器の音がホールにどう響くのかを聴くのも楽しいものです。

チューニングも一段落したところで、いよいよ指揮者が登場!盛大な拍手で迎えましょう。

指揮者がおじぎをして、こちらに背を向けたら、演奏開始。。。ホールで聴くオーケストラの豊潤な響きを存分に楽しんでください!

尚、演奏中にしてはいけないことは、ともかく周りの人に迷惑をかけないこと。。。曰く、出来るだけ音を立てない。体を揺らし過ぎない。口づさんだり、歌ったりしない。すごくいい所があっても、ジャズのようにイェ~!とは言わない、拍手もしない。笑

セキ等も出来れば楽章の間までこらえたい(最初は、周りの人に合わせた方が無難)。

感動は全て、その曲が終わるまで溜めて、その曲が終わった時に爆発させましょう!笑

じゃあ、クラシックのコンサートでは、演奏の最中に客は参加出来ないのか?

いやいや、とっても大切で大変なことをします。それは、積極的に音を立てないこと、演奏に集中すること、聴き入ること。

そうすることで生まれる静寂。。。ホールにいる2千人近くの人が作り出す静寂、そこで奏でられるオーケストラの緊張感のあるppp。いい演奏家と素敵な客が一体となって生み出す奇跡的な至福の瞬間!

この時、たった一人のおばさんが飴を食べるためにガサゴソという音を立てたり、たった一人のおじさんがZZZ...と小さなイビキをかいたたけで、本当に台無しです。。。苦笑

運がいいことを祈ります。

その他、客を選ばない(笑)音響的な楽しみとして、ホールに鳴り響くオーケストラのfffの迫力、そしてホール上方に消えていく音の美しさが挙げられるでしょうか。。。これも他では聴けないナマのコンサートの魅力です。

ちなみに、同じオーケストラを鳴らしても、指揮者によって出せる音の大きさやホールトーンの美しさまで変わるので、指揮者って不思議です。

演奏中の指揮者の背中が音楽的だと、これはこれで儲けモノ!ずっとそこだけを見続けるのも楽しいものです。

さて、曲が終わった時の対応ですが、これは曲と演奏によって、様々。。。勢い良く終わる曲ですごくいい演奏だったら、すぐにブラヴォ~!と叫べばいいし、熱烈な拍手を送ればいい。

気をつけなければいけないのは、静かに終わっていく曲。pppで終わる曲の場合、音が出てなくてもその静寂自体も演奏なので、最低限、指揮者がタクト(指揮棒)を下ろすまでは聴き入りましょう。

個人的には、この手のすごくいい演奏に出会った場合、消えていく音と共にどこか違う世界に連れて行かれるため(笑)、指揮者がタクトを下ろしてもすぐに拍手する気にもならないんですが。。。でも、指揮者のタクトが止まってすぐに拍手を始める興醒めな人が必ずいるのも、事実です。

例え拍手する人がいても、絶対に同調してはいけません。。。出来れば意地悪く、その人一人に拍手させ続けて、居心地の悪さをもって反省させられれば、と思うくらいですから。笑

そして最後は、拍手、ブラヴォ、それでも足りないと思えば立ち上がって大きな拍手をする等、演奏の良さ、頑張った演奏者への感謝の気持ち、感動の大きさ等を惜しみ無く表現しましょう!

尚、定期公演や大曲をやった時以外は、何度かカーテンコールがあった後、大体アンコールがあります。

アンコールを求める拍手は普通の拍手と同じ(全員で拍子を合わせない)なので、ご注意を。

終演後、すぐに家に帰るのではなく、余韻に浸りながら、ちょっとバーや喫茶店なんかに寄り道したくなるようなコンサートだといいですね!

何でも初めての時の印象が大切。。。ご一緒出来ず残念ですが、幸運を祈ります!(*≧∀≦*)


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2016-01-24 20:45

汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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