下野竜也指揮 日フィル(ショスタコ革命、宮田大 ドヴォルザーク チェロ協奏曲 他)、延原武春指揮 フィルハーモニア福岡 第30回定期演奏会(ブラームス 交響曲第4番 他) 16/02

先日、下野竜也さん指揮日本フィルハーモニー交響楽団の福岡、北九州公演、延原武春さん指揮フィルハーモニア福岡と3つのコンサートに行ってきました。

日フィルのアクロス福岡公演の曲目は、ラフマニノフのピアノ協奏曲第2番、ショスタコービッチの交響曲第5番革命でしたが、何と両曲共に一番良かったのは緩徐楽章。ラフマニノフにおいては、ピアノの小山実稚恵さんの献身的な曲への没頭ぶり、革命ではオーケストラの集中力を持った歌いっぷりが素敵でした。

また特筆すべきは、下野さん=日フィルとこのプログラムの相性の良さ。

このコンピはキビキビと切れ味の良いリズムを伴った強い推進力が持ち味と見受けましたが、それといやらしいまでに歌わせた緩徐楽章との対比が実に鮮やかで、両曲共にその後に置かれた華やかなフィナーレ楽章が見事に際立ち、これぞオーケストラ!と言いたくなるような醍醐味を心から堪能させてもらいました。

そしてこのコンビなら、と思い、日フィルを北九州公演まで追っかけて聴きに行った訳です。というのも、メインが私の大好きなブラームスの交響楽曲第2番だったので。

ところが残念ながら、この公演の白眉はドヴォルザークのチェロ協奏曲!目下売り出し中のソリスト 宮田大さんの颯爽としたカッコいい演奏ぶりと下野さんの上手い伴奏がピッタリはまり、実に好感が持てるいい演奏でした。

ということで、期待のブラームスはハズレ。。。特に下野さん、趣味でないのか伸びやかな旋律を素直に歌わせてくれず、私の趣味には全く合わなかったので。。。苦笑

ただ、この欲求不満を見事に晴らしてくれたのが、フィルハーモニア福岡!

メインのブラームス交響曲第4番は延原さんの演奏解釈が実に見事で、所々ミスがあろうがオケとしてあちらこちら弱かろうが、本当に気にならない大熱演。第1、4楽章の後半は、もしかするとアマチュアならではかもしれませんが、素晴らしい盛り上がりぶりでした。そして白眉は、第3楽章、中盤以降の緊張感を保ちつつも自由闊達でノビノビした演奏ぶり。まるで音楽の神様が降りてきたかのような演奏で素直に感動しました。

改めて振り返ってみるに、やっぱりライブはいいですね。音楽浸けの8日間、実に幸せでした。

また、機会を見つけて、行きたいと思っています。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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