このお店に入るとすぐにその目に飛び込んで来るのは、細長い店舗の奥でやけに存在感を放っているオーディオ・システム。
スピーカーの英国B&Wの802D。アンプはプリもメインもラックスマン。CDプレーヤーもラックスマン。。。イメージ的には、センスのいいお金持ちのオーディオ・マニアが組みそうなシステムですが、これを珈琲一杯で、くつろいで聴かせていただけるなんて贅沢なこと。笑
ただ、マスターの気合が感じられるのはシステムの土台。特注でコンクリートで固められたそうで、そこにこれらのシステムが鎮座している様は一種独特で静かな迫力を醸し出していました。
あと、このお店。。。名前が音楽喫茶というだけあって、ジャズだけでなくクラシックも聴けるのですが、そのリクエスト出来るレコードとCDの数が半端なく、クラシック好きの私としては嬉しい限り。
しかも、そのリストの作りの丁寧なこと!
マスターの几帳面な性格を垣間見たような気がします。
それにしても、B&Wの802Dをオーディオ以外で初めて聴きましたが、特筆すべきはそのピアノの音色。
マスターのお言葉に甘えて、色々な分野の曲をリクエストさせてもらったのですが、その後、常連さんがさらっとリクエストされたのが、ベートーベンのピアノ・ソナタ。。。これが飛び抜けて素晴らしい。一番美味しいところを持っていかれた形ですが、さすが常連さん。と感嘆するしかありませんでした。
このお店は喫茶店だけに営業終了時刻が少し早く、基本的に夜に動く私としては訪問しにくいのが珠に傷。。。次は、長崎に転勤にならないかなぁ、と思った次第です。
0コメント