長崎 西海・音浴(オンヨク)博物館 17/08

昨晩、Bessie Smithさんで教えていただいた音浴博物館へ。。。中に入ると、実物大のビクターの「蓄音器から流れる亡き主人の声に耳を傾ける犬」がお出迎えしてくれます。笑

道がわかりにくいし、遠いよ!と言われていましたが、本当にわかりにくい。国道206号から曲がって山道に入る所にも全く案内がなく(最初はわからず、通り過ぎました。。。苦笑)、山道を山から山へ渡って相当進んで、ようやく看板が見えた時にはホッとしました。笑

そしてようやく辿り着いた音浴博物館。。。その昔、開拓分校であり、ベトナム難民施設だったというこのそれにしても、見るからに田舎の小学校っぽい建物。館員の方々は非常に親切で、初めての来訪であることを告げると、エジソンの蓄音機を始め、ご丁寧にご案内していただけます。

ここに一人のコレクターの膨大なレコード群や多くのオーディオの銘機が遺品として納められているのですが、ここは中古レコード屋さん?中古高級オーディオ店の視聴室?本当にスゴい。。。

本気でオーディオに取り組んでいた頃のダイヤトーン、ビクター、ソニー、テクニクス、トリオ等のスピーカーに加え、タンノイ、そして南阿蘇の Woodside Basieさんと同じ超弩級スピーカーJBL4345も置いてあるのですが、それより驚いたのは、その間に挟まれるように置いてあるビクターのスピーカー Audiola LCB-1C 。。。この中でも別格の扱いで、トーレンスのレコード・プレーヤーとラックスマンの真空管アンプを専用に繋いで鳴らしておられるのですが、こんなすごい音を1960年代にビクターは出してたんですね。。。

このシステムでは敢えてジャズではなく、ブルーノ・ワルターが指揮したブラームスの交響曲第2番を聴かせていただいたのですが、歌心溢れる艶やかに伸びる音が三角屋根の天井と昔、食堂に使われていたという適度に広い空間に広がり。。。実に実に、贅沢な時間を過ごさせていただきました。

これは、プレスリーがレコーディングの時にモニターとしてこの Audiola LCB-1Cを使っていたという証拠写真(?)だそうです。。。笑

あと、幸せなことにSPレコード・コーナーも聴き放題。。。クライスラーのヴァイオリン自作自演やカラヤンのベートーヴェン交響曲等を聴くことが出来、狂喜乱舞!

その他、本や生活雑貨等々、色々あって、もし望めば、朝10時から夕方6時まで自由に過ごせる。。。色んなレコードをいいオーディオ・空間で聴くことが出来る、しかも、山の中なので、誰にも気兼ねなく大音量で!という夢のような場所。。。しかも、すぐに出ても何時間いても、たった510円。。。

注意すべきはたったの3点。。。1.決して他のお客さんに迷惑にならないこと(長居していると、つい、場所を独占してしまいそうになります)、2.この貴重な遺産を大切に扱うこと(自由に触れなくなったら、この偉大な故人の意思に反します)、そして、3.食べる物を買って行くこと!です。笑

ここでは美味しい珈琲は淹れていただけますが、食べ物を買う所は全くありませんので。。。尚、今回は空腹のため、下山を余儀なくされました。。。苦笑

次回はちゃんと万全の体制で伺うことを誓いつつ、空腹を満たすため、麓で定食も扱っておられるジャズ喫茶ハーモニーさん向かいました。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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