福岡 久留米・coffee&music Eight Modern(エイト・モダン) ②18/01

福岡・久留米の六ツ門商店街にあるcoffee&music Eight Modern(エイト・モダン)さんは、福岡市内から車で約1時間。前回伺った時はランチタイムでお客さんがどっと来たため、マスターのお話をじっくりお聞きすることが出来なかったのですが、今回は腰を据えて色んな話を伺うことが出来ました。

実はこのお店、今年で開業49年の老舗で、今年71歳になられるマスターは、ルーレットで結婚される前の初代マスターの下で働かれた後に独立されたという九州ジャズ喫茶/バーの最古参マスターのお一人。

ちなみにこのお店の何となく不思議な名前「エイト・モダン」の由来ですが、同じビルの2階で「モダン」という実家の洋装店と同じ名前で開業され、8年後、1階に移転される際にその「8」を追加した。8ビート、モダン・ジャズ等のジャズ用語があるから、それっぽくていいでしょ?と茶目っけたっぷりのマスターには苦笑するしかありませんでした。

ところで、時々このお店にいらっしゃる有名人の一人が、この世界的な超人気ジャズ・ピアニスト 小曽根 真(オゾネ マコト)さん

大分・別府のFUNKさんでジャズ・ピアニストのF氏が絶賛されて以来、気になっている方ですが、不思議なぐらい気さくで優しい方だそうで、ご自身のライブ通知ポスターの前で記念写真を撮ったりされるような一面も持っておられるとか。

小曽根さんは昨年11月にニューヨーク・フィルと共演されたそうなのですが、その際、指揮者からともかく自由に弾いていいから、と言われて逆に困った等の裏話も教えていただき、その存在が少し身近に思えるようになりました。

また、この「TERROR テロ」という劇のメイン・キャストの一人 神野三鈴(カンノ ミスズ)さんは、小曽根さんの奥さんだそうです。とても面白そうなので、時間が合えば観に行きたかったのですが。。。いずれにせよ神野さんという方はとても個性的な女優さんのようですので、今後注目していきたいと思います。

JAZZほど人間性が出る音楽はないというマスターの御自論から今、私のハマっているチェット・ベイカーの話になり、若き日の青春の輝き、晩年の憐みが演奏に表れているのでは?と一刀両断にされ、妙に納得。。。

次に私の大好きなジャズ・ピアニスト 吉岡秀晃さんの名前を出してみたところ、マスターは90年にそのライブを観て以来、一押しの大ファンとおっしゃって、意気投合。。。マスター曰く、小曽根さんも吉岡さんのファンだよ、だそうで、吉岡さんのファンが多いことを改めて認識。嬉しかったです。

更には、天神・ブラウニーさん等で吉岡さんと阿吽の呼吸で演奏されるベーシストであり、九州ジャズロードのベースを担いだ表紙写真でお馴染み(?)の井島正雄さんがお酒を飲むきっかけを作られたのもマスターだとか。。。

この日、マスターに教えていただいたアルバムは、ジャズ・ボーカリスト青紀ひかりさんが「悲しい色やね」、「やっぱ好きやねん」等、大阪関連の歌を錚々たるジャズメンをバックに従え、カバーされた「Otokouta(オトコウタ)」。

自由で縛りが少ないことがジャズの大きな魅力の一つというマスターの御自論の例で武満徹に飛んだ後、こんなのもあるよと唐突に掛けられたのですが、青紀さんが原曲とはまた違った魅力を引き出されておられ、素直に楽しめました。また、名曲の生命力の豊かさとでも言うのでしょうか?素材としてどう料理してもちゃんと味わいが残っていることに改めて驚かされました。

尚、これは近所にあるルーレットさんの常連さんから教えていただいた話がきっかけですが、店内に飾られた絵は全てマスターの作品だそうです。マスターがジャズメン等をテーマとして描くようになってから20年程になるそうですが、そのカルテットの絵をご購入された常連さんがとても満足されておられる旨をお伝えしたところ、マスターも喜んでいらっしゃいました。

その他、マスターが「鶴瓶の家族に乾杯」に出られた後のお話等、いいお話をお聞かせいただいたりしている内にあっという間に3時間近くが経過。。。マスター、楽しい時間を過ごさせていただき、ありがとうございました。また機会を作って伺いますので、よろしくお願いいたします。


(18.6.18追記)その後も何度か訪問させていただく中で名物UFOをいただきました。見てのとおりデミグラス・ソースとケチャップが決め手ですが、このトッピングの茄子もいい味を醸し出しています。もし機会があれば、どうぞ!

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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