宮崎 高鍋・Cafe Down beat(ダウンビート) ②18/07

ようやく再訪することが出来ました!宮崎・高鍋町のCafe Down beat(ダウンビート)さん

何故かこの高鍋町は、ジャズ喫茶/バーが2軒、クラシック喫茶が1軒もある文化の町ですが、宮崎遠征「南九州ぐるっと反時計回りツアー」で市内から北上して、無事に到着。

「昭和のレトロなお店」の看板を掲げるこのお店は、これまで九州ジャズロード巡りをした中でもそのユニークさにおいて九州随一。

お店に入ると本格的な二重扉、暗い店内、大音量のジャズ。。。近所のジャズとは無関係の常連さんに「もう少し明るくしない?」「もう少しボリュームを落とさない?」とお願いされてもやんわりと拒否。笑

こんな昭和のジャズ喫茶の佇まいが保たれているのは、マスターが戻ってくるまでは!と頑固なまでにマスターの教えを守るママがいるから、ですが、これがまた涙・涙の物語。。。というところまでが前回の記事

また、前回の最後に「マスターに是非、お会いしたい!が究極ですが、とても気持ちのいいジャズに浸りながら、またゆるい時間を過ごしたい。ここのアイス珈琲がまた飲みたい、美味しくてお代わりしたお蕎麦がまた食べたい」と書いたのですが、何と今回!そのマスターにお会いすることが出来ました。

マスターは現在も東京でお勤めの現役のサラリーマンですが、前回オヤジ・バンド選手権で優勝した時のDVD(下がその時の写真)を観せていただいて勝手に想像していたのは、ママを置いてあちこちのバンドに出没してはサックスをブイブイ吹かして女子の熱い視線を集めるちょい悪オヤジ。笑

ところが実際にお会いしたマスターは、前回書いた「お茶目な感性の持ち主にして、こだわり満載、しかも、それを何気なく本当に実行してしまう方」も間違いではなかったようですが、どこか不思議な浮遊感が漂っている感じがする一方、想像以上に真面目でちゃんとした常識人でもあるようで。。。さてこの方、何と表現すればいいのでしょうか?

敢えて言えば、人生を楽しむことに長けた方?

このマスター、もちろんジャズにも長じていらっしゃいますが、海外赴任中にママや仲間と心躍る夢のような時間を過ごしてこられたのも含め、色んな交友関係や多彩な経験をお持ちで、単なる「ジャズ喫茶のマスター」の枠には収まり切らない感じ。。。方向性が全く違うとは言え、同じ高鍋町にあるもう1軒のジャズ・バー DOLPHY (ドルフィ)のマスターも実に多才で活動的な方ですが、「ジャズ・バーのマスター」という雰囲気が漂っているのとは好対照。

こちらも方向性は全然違いますが、宮崎・FAR CRY (ファー・クライ)のマスターが比較的近い存在かもしれません。

そして、この色んなお話を伺っていて実に楽しいマスターが(サラリーマンを定年退職され)このお店にお戻りになられるまで、あと2年?

そうお聞きしたところ、ご家庭のご事情があるそうで。。。お店は当面、営業許可のある4年は続けるけど、マスターが2年後に戻ってくるかどうかも含め、その時の状況次第とのこと。

これまでの延長線上と言えばその通りですが、マスターのお帰りを心待ちに頑張って来られたママ、さすがに可哀想。。。

そうは言っても、きっとまた何一つ文句も言わず、お蕎麦が大好きなこのお店の看板犬スマイリーちゃんと一緒に、焦らず気張らずたんたんと乗り越えていかれるんでしょうね。。。派手さもアピールも何もない実に静かなドラマ。でも、その生き様、単純にカッコいいと思います。

ママ・ファンの一人として、引き続き応援していきます!

余談ですが、このお店の入り口の横にある電光看板。前回はOPENの文字の横に「お昼ころから ほそぼそと やっています」と書かれていたのに。。。「22:00まで」と変わっていて、ちょっと笑ってしまいました。

このお店はついつい長居してしまう居心地の良さがあって、この閉店時間まで居座ってしまったのですが、その中で伺ったネタを何点か記しておきます。

・実はマスター、中学時代は指揮者に憧れるクラシック少年

・カラヤン=ベルリン・フィルのモダンな音楽にシビれたとか。。。

・そんな趣味もあり、昔からこのお店の近所にあるクラシック喫茶モルゲンさんにも出入り

・その縁でモルゲンさんでもう使わなくなったレコード針を譲り受け、現在このお店で使用中

・更には先日、モルゲンさんからKT-88を使った管球パワー・アンプも譲り受け、現在全面修理・改良中。かなりいい音が期待出来るそうで、乞うご期待!

・NY ヴィレッジ・ヴァンガード、ロッキー・マウンテン・ジャズ・フェスティバル、チャーリー・ミンガスの出身地ノガレス等々の思い出話

・東京で若者に人気のあるジャズ・ミュージシャン(川口千里さん(Ds)、はたけやま裕さん(Perc.)、ユッコ・ミラーさん(Sax)等々)を教えていただいていたら、尊敬されておられるサックスの包国 充(カネクニ ミツル)さんの話に飛び火

・包国さんはあの中村誠一さんの弟子で、サザンのサポートも30年近くされておられるスゴい方

・東京や千葉ではサザンのコピーバンドが山ほどあって、そのセッションもよくある

・そんな所に出入りする若いプレーヤーは間違いなく親がサザン好き(ちなみに、女の子は栞とかエリとか曲に由来する名前が多い?)

・ちなみにお嬢さんもSax吹きで、マスターより人気がある?笑

・私がサザンのアルバムで一番好きな「KAMAKURA」の裏話もありがとうございました!

最後に。前回もお伝えしたとおり、このお店のお蕎麦はやっぱり美味い!この日も蕎麦定食に蕎麦大盛りを追加したのですが、あっさり平らげてしまいました。

そして、このお蕎麦について今回、わかったことはマスターが新潟ご出身で、お蕎麦が食べたくなったら帰省されること。

ジャズ喫茶のおススメ・ポイントとは思えませんが(笑)、このお蕎麦は是非、お試しくださいませ!

【駐車場:有、喫煙:不可】


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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