東京・銀座 CAFE and BAR RIVERSIDE JAZZ 18/12

先日、ほんの少しの時間ではありましたが、東京・銀座にあるCAFE and BAR RIVERSIDE JAZZさんを訪問することが出来ました。

東京でジャズ喫茶案内を積極的に発信しておられるkamebluesさん(注1)にご紹介いただき、訪問したのですが、何と驚いたことに、このお店のマスター古庄紳二郎さんはそのお店の名前どおり、ジャズ・レーベルの雄 リヴァーサイド愛好家にして、その世界でも有数の研究家!

この本をご存知でしょうか?あの我々が普段頼りにしているジャズ批評編集部編「決定版 リヴァーサイド・ブック」の親玉!RIVERSIDE JAZZ RECORDS。

この本、もう表紙からして、オーラが違います。中を開けたら、もう美術カタログ。

この本を見た後は、古庄さんがジャズ・バーのマスターというより学究肌の教授のように見えてきたから不思議です。笑

ずっとこの本に魅入られて読み進めていたのですが、何とこの頁。。。2段目の美女の頭にあたるアルバムが抜けているのは、あまりにも残念!

と思ってマスターにお聞きしたところ、何と、この表紙の折り返しのところに!

そして、この入手困難だったアルバムを手に入れるまでの経緯も教えていただいたのですが、最後にボソッとおっしゃった一言には参りました。

「洒落が効いてるでしょ?」笑

このカウンター横にあるカッコいい2台のレコード・プレイヤーEMT948は、モノラル用とステレオ用に分けてご使用されておられるとのこと。(注2)

モノラル盤をお願いしたところ、ソニー・ロリンズのワーク・タイムをかけていただいたのですが、その音の何とも生き生きとしていること!もうそれだけで一日の疲れが飛んで、幸せな気分になれた程です。

やっぱりいいモノラル針とプレイヤーで聴くモノラル盤は格別。。。佐賀・鳥栖の音楽小屋さんで聴かせていただいて以来、ヤミツキです。

その後、常連さんやお客さんが増え始め、また私自身も時間がなくなったのでお暇したのですが、このお店を知ることが出来、本当に良かったです。

マスター、短くも濃厚で素晴らしい時間をどうもありがとうございました。くれぐれもお体にはお気をつけください。

また、教えていただいたkamebluesさん、感謝です!

【駐車場:無、喫煙:カウンターのみ可】

(※)このお店にご興味のある方は、営業時間も含めて事前に電話確認された方が無難ですので、念のため。

(注1)kamebluesさんのブログはこちらですが、東北ツアーや最新の東京ジャズ・シーンの記事等、とても参考にさせていただいています。

(注2)このお店の機器データはこのお店のHPにもありますが、RIVERSIDE JAZZ RECORDSの巻頭言の最後にも記載しておられましたので、ご参考まで。

あと、スチューダーのCDプレイヤーA730はついこの間、熊本・南阿蘇のオーディオ道場さんで聴いたばかりだったのですが、やっぱり銘機と呼ばれるだけのことはあるなぁ、と改めて感心した次第です。

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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑