熊本 南阿蘇・オーディオ道場 ⑤18/12【JBLハーツ・フィールド復活!】

久しぶりに熊本・南阿蘇のオーディオ道場さんを訪問してきました。

全面的に少しずつ地道に着実に復旧させておられましたが、中でも今回特筆すべきは、60年代の部屋(注1)とその奥に鎮座するメイン・スピーカー JBLハーツ・フィールドの復活!

これぞまさに60年代の音!といった感じで気持ち良く鳴っているのを聴かせていただいた震災前、無残なまでに天井等が崩れ、立ち入り禁止状態だった震災後、部屋の復旧は進んだものの、まだ音が鳴らせる状態ではなかった前回、そして今回。。。また落ち着いて聴ける状態になっただけでなく、素晴らしい音が鳴り響いて、感無量。

ハーツ・フィールドを鳴らしているのは、このスチューダーA730(注2)とその相性も考慮に入れて作ったとおっしゃるその奥の自家製管球アンプ。

天井が極めて低いこの部屋に対して、中音域と低音だけにしてあるというこのハーツ・フィールド。

これがそのオリジナルどおりの音かどうかはわかりませんが、ともかくその実際に鳴っている音の生々しいこと!

ダイアナ・クラールの声もマイルスのトランペットも良かったですが、特に気持ち良かったのはベースの弦の音。。。聴き比べた訳ではありませんので確実ではありませんが、以前より鮮烈な音が鳴っているように思えてなりませんでした。

その他、ホールにあるメイン・スピーカーのヴァイタ・ヴォイスにも少し手を入れられたそうで、その鳴りっぷりの良さが前回より更に上がっているように思え、これにもビックリ。

特にイーグルスのライブ音源を鳴らした時は、本当に演奏者達がいてPAスピーカーが鳴っているのでは?と思えたほど。

その高い天井、広い空間の効果ももちろんあると思いますが、いつもこのオーナーの感性には驚かされてばかり。

この写真の真ん中にある組み立て途中のJBLのホーン・ドライバーを3人の常連さん達が組み立て始められたのをキッカケにお暇しましたが、皆さんの黙々と作業をされておられるお姿も拝見することが出来て良かったです。

以前、「震災以前よりもっとすごい音楽が落ち着いて聴ける日が来るものと信じております」と書きましたが、本当にそんな日を迎え、心から感動し、元気を頂きました。

オーナーの生命力の豊かさと諦めない心の強さ、そしてそれを支え続けている常連さんの皆さんの献身的なご助力があってのことだと思いますが、まだまだ歩みを止めておられないのも事実。。。本当に頭が下がりますが、また次回の訪問でどんな感動が待っているのか、楽しみにいたしております。

【駐車場:有、喫煙:以前は可でしたが、今は不明】

(注1)中2階の下にある部屋(上の写真のJBLの垂れ幕の辺り)が、オーナーがその当時の音源を聴くのに最適なシステムを組まれたという60年代の部屋。

(注2)スチューダーのCDプレイヤーですが、このシステム上、D730ではこの音にならないのだそうです。

【追記1】以前ご紹介した熊本のオーディオメーカー バクーンプロダクツさんがこのお店と平成音楽大学の震災復興支援を目的に製作したアンプ「AMP-KUMAMOTO」も無事完売されたそうで、こちらも何よりでした。

【追記2】途中で常連さんのお一人と少しお話させていただいたのですが、以前より整理されてきれいになったんじゃない?と明るく笑っておられたのも印象的でした。

【追記3】喫茶店としてはもう営業されておられませんので、音楽を聴かせていただくだけなら無料だとは思いますが、私が訪問する時にはちょっとしたお土産ぐらいは持って行くようにしていることも付け加えておきます。

【ご参考】前回も掲載いたしましたが、震災半年後のオーディオ道場さんの映像と共にオーナーと仲間達の演技が、イギリスのアーティスト Baby Queens のPVにアップされておりますので、併せてどうぞ。

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九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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