佐世保の老舗イーゼルさんから飲み屋街に向かって歩いて約3分、ちょうど開店1年の新しいバー Cafe Bar & Music BESSIE SMITH(ベッシー・スミス) さんに行って来ました。
マスターは、初代イーゼルさんで働いておられた小田原さん。さて、どんなお店を出されたのか?
お店のあるナイトフロア迎賓館。。。いかにもお姉さんのいるバーが入っていそうな白い2階建て。
ドキドキしながら、2階奥に進むといきなり大きな文字でHow dioes it feel?
ボブ・ディラン、でしょうか?とてもJAZZバーのキャッチコピーとは思えず、緊急警戒モードに突入。。。苦笑
一呼吸して、扉を開けて、中へ。。。相変わらずお元気そうな小田原さんとスピーカーやレコードで埋まったJAZZバーらしい棚が目に入り、流れているJAZZの好ましい音と共に「これは大丈夫!」と、この時点であっさり警戒モード解除、一安心。笑
この後、最新のジャズの素敵なレコードの紹介という軽いジャブから始まったものの、久しぶりとは思えぬ会話の楽しさに早々に盛り上がってしまい、「この音楽とってもいいですけど、でもマイルスから進化してないんじゃないですか?」等という私の暴言の最中にマスターがレコード棚から手に取っていたのが、まさにそのイメージそのままのマイルスのThe Man with the horn。。。「何故わかった???いやいや、この人、おかしいでしょ?」と鳥肌が立ちました。。。
さてそうこうしている内に、ある意味、当日のメインイベント、蓄音機で聴く三橋美智也と美空ひばり。。。初めての蓄音機体験でしたが、あんなに大きなリアルな音、だったんですね。これにも感動しました。
その後、このお店の名前となったBESSIE SMITHや日本ジャズ黎明期の名盤BLOW UPやら若かりし頃の渡辺香津美、矢野顕子、坂本龍一等々の名盤KYLYN LIVEを聴かせていただいた辺りまではまともでしたが、 三木鶏郎CM集に移ったかと思えば、何故か大瀧詠一の三ツ矢サイダーCM集や山下達郎の名盤On The Street Corner1に飛び火したりして。。。ちなみにこのお店のオーディオはモニタースピーカーJBL4312、マランツのアンプ等ですが、お店の広さとそのレコードに合わせた適度なボリューム操作が相変わらず絶妙。JAZZをこんなに心地良く鳴らされるお店で聴くOn The Street Corner1は格別でした。
そして、この辺りから更に脱線。。。話の流れから何故か流れる知る人ぞ知るコミック(?)名盤「スネークマンショー」。。。何故、このようなお店にこんなレコードまであるのか、やっぱりおかしいとしか思えませんが、懐かしいギャグのオンパレードに抱腹絶倒!
このお店、その名前をCafe Bar & ”Music”とされた理由がよく理解出来ました。 マスターの世界がJAZZだけに留まらず、彼の興味をひく音源全て~もうおわかりのとおり、変態と言っていいくらいの雑食~だから、なんですね。。。ちゃんと名が体を表していましたし、How dioes it feel? はこのお店ならもちろんO.K.でした。笑
0コメント