福岡 井尻・ALFIE(アルフィー) ①17/10

今回は、福岡・西鉄井尻駅(西鉄天神駅から約10分)から徒歩1~2分のALFIE(アルフィー)さん

それにしてもこのお店、近くて遠かった。。。というのも、お店のHPにはずっと「現在、店主入院のため、不定期営業、ライブの営業は当日電話で確認」と書かれており、これまで何度も確認電話をしたものの、いつもタイミング悪く、応答なし。今回、ようやくつながったので、喜び勇んで足を運んだ次第です。

ライブの最中にお店に入りましたが、何と、入院中でおられないと思っていたママがいらっしゃる!?しかも、お元気そう!

全くそうは見えませんがママは今年80歳。1月に腰を圧迫骨折され入院。5月からリハビリに専念。回復された後、無類のドライブ好きが裏目に出て、また悪化。。。今はまた回復してきたところ、ということで、ママが完全復活されるまでの間はお孫クンがお手伝いしながら、ライブの日のみ、営業。閉店時間はお客さんがいなくなるか、ママが疲れるまで、だそうです。笑

ちなみにこのお店、2代目のママになってから今年で27年目ですが、正面の壁に埋め込まれたアルテックの大きなスピーカーは初代が営業する3年前から鳴らされていたそうで、実に43年物。。。

つい先日、別府・FUNKさんでも経験しましたが、半世紀近く鳴っているスピーカーの何とも言えないこなれたいい音を聴くと、ホッと安らぎを覚えます。あと思い出してみると案外こんなお店は少ないのですが、オーディオ的にいいとされるスピーカーとほぼ正三角形の位置に「ちゃんとスピーカーと向き合った」椅子が存在しており、そこで聴くと音像の定位も加わり、いい音を一人占め、マイ・オーディオルームのような贅沢な気分で音楽が楽しめます。

それにしても、ママは物凄くパワフルで面白い方。。。大分の田舎育ちだそうですが、おじいさんがヴァイオリンの先生だった等、クラシックやジャズに物心がつく頃から親しまれ、それまで働いたこともなかったのに、ジャズ好きが高じてこのお店を引き継がれ、ともかく多趣味で糸レース編みに油絵に読書等々お忙しく、平均睡眠時間3時間。人がしないことをやってきたわね、とあっけらかんと明るくおっしゃるママ。その笑顔がとっても素敵で、元気をいただきました。

あと、お手伝いをされているお孫クン。動作も機敏で好感が持てますが、醸し出している雰囲気がとても23歳とは思えない辺りも実に良く、このママにしてこの孫、といった感じでしょうか?「小さい頃からずっとジャズとか聴いていましたし、若い頃はちょっとギターやってたんですよ」って、今でも十分若いって。。。苦笑

尚、この日のライブは地元を中心に活躍されておられる上野由美子さん(Vo,Per)とTAKERUさん(P)で、ほのぼのとアットホームな感じのDUO。演奏が終わってから少し雑談していたのですが、その中で先日下関のバンドワゴンさんに行ったというお話をしたところ、TAKERUさんが「明日、僕、行きます」。。。九州ジャズ村、狭いです。笑

楽しくてあっという間の2時間半。。。今回、全く想定外で来てしまったので、九州ジャズロードを持って来るのを忘れましたが、今度伺う時にはちゃんと持参します。ママ、その時はサイン、よろしくお願いします。


<後日談>

ようやく、ママのサインをいただいて来ました!

バタバタと忙しい日でようやく落ち着いた23時過ぎ、ふと思いついてHPを見るとちょうどライブの日。

ライブもとうに終わり、残っていた最後のお客さんも帰ろうとされている所に飛び込むというお店にとっては本当に迷惑な客で申し訳なかったのですが、優しく迎えていただき、ありがたかったです。そこで聴かせていただいたのが、カーメン・マクレエのAlfie。

開業間もない頃、九州ジャズ界の巨人の一人、福岡・天神のジャズ喫茶COMBOのマスター有田平八郎さんがご来店。先に書いた特等席(!)で聴かれ「こんないいアルテックでジャズが聴けるなんて羨ましい。これだとあれがいいな」。後刻、先代マスターがいただいたのがこのレコードで、お店の宝物とのこと。

尚、このAlfieのアルバムの裏には有田平八郎さんのサインが入っていたので、ご子息ニューコンボのマスター有田幹治さんのサインと並べさせていただきました。。。幹治さんのサインは前日いただいたばかりで、2日間にわたり親子のサインを見る機会があったことに妙な縁を感じながら、九州ジャズ・バー界の中でうまく遺伝子が受け継がれていった歴史が感じられる一枚の絵になったのではないかと思う次第です。

ママ、貴重なアルバムを教えていただいた上、いいお話を聞かせていただき、本当にありがとうございました。また一段と寒くなったので、くれぐれも体調にはお気をつけください!

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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