沖縄 那覇・ジャズライヴハウス PINO'S PLACE(ピノスプレイス) 17/12

とても素晴らしいライヴ!メンバーは、中村瑠美子(vo)、林ユージ(pf)、Emma Arcaya(fl)、真境名陽一(bs)。場所は沖縄・那覇にあるジャズライブハウス PINO'S PLACE(ピノスプレイス)さん

今回沖縄に行く機会が出来たので、夜はジャズ・バーに行ってみようと那覇&ジャズ・バーでネット検索してみたのですが、多くの店がヒットしてびっくり。。。まぁ、ちょっと考えてみれば、九州ジャズロードの著者 田代俊一郎さんが沖縄のジャズ・バー/喫茶だけで「沖縄ジャズロード」という1冊の本を書かれておられるのですから、多くて当然と言えば当然だったのですが、いずれにせよ、さすが沖縄、です。

その情報の中で、もし九州ジャズロード掲載店のようなオーディオがメインのジャズ・バーがあればそこにしようと思ったのですが、逆にライヴがメインのお店しか見つけることが出来なかったので、割り切って、ゆいレール旭橋駅から徒歩5分程度の繁華街の中にあり、宿泊先のホテルからも一番近いこのお店を選びました。

23時過ぎに着いたのですが、お店に入るとその中央に鎮座しているグランド・ピアノがまず目に飛び込んで来て、その右手にあるカウンターはほぼ満席状態。そしてその中に、外国人のお客さんが普通に混ざっている辺り、沖縄ならではの光景。

奥のソファ席に通していただきましたが、ライヴハウスというよりラウンジといった感じで、居心地のいい空間でした。(思えば、お店の看板にピアノ・ラウンジと書いてました。。。)

実はこのお店、来年で創業34年になるという老舗。。。マスターはフィリピン人のピアニスト Pino Arcaya(ピノ・アルカヤ)さんで、ママはその奥様でヴォーカリストの中村瑠美子さん。残念ながら25年目にPinoさんが亡くなられてからは、ママがお一人でお店を切り盛りされておられたのですが、4年前からフルーティストでもあるお嬢さんのEmma(エマ)さんが加入!30周年の年には盛大なパーティを開かれたようです。

冒頭に触れたライヴは24時からの2ndステージ。。。ちなみに、最終ステージは26時からみたいなのですが、これも沖縄ならでは?スゴいです。笑

さて、3部構成の初めは林さんと真境名(マジキナ)さんのピアノとベースのDUO。百戦錬磨のオーラを醸し出しておられる真境名さん。その気合いの入った聴かせるベースとそれを支える林さんのピアノに思わず惹き込まれてしまいました。

そして次は、先程まで接客に大忙しだったEmmaさんがきっちり表情も切り替えて加わったEmma Arcayaフルート・トリオ。この頼れるリズム・セクションの上に軽々と乗っかった気持ちの良い洒脱な演奏。ますます盛り上がったところで、Emmaさんがカウンターを仕切っておられたママとバトンタッチ。。。

最後は中村瑠美子ヴォーカル・トリオでしたが、これが実に見事な演奏!味わい深くて艶っぽいヴォーカルとそれをサポートする懐の深いリズム・セクション。。。日本人離れした深い英語の発音で歌詞を語るかの如く歌う中村瑠美子の世界にすっかり魅了されました(注)。

それにしても、ここは沖縄。。。24時を過ぎてからも入って来られるお客さんが多いし、ライヴ中でも別にそれを気にするでもなくしゃべる人はしゃべるし、何となく開放的。いい感じのユルさで、日常の喧噪を忘れて少し癒された気がします。

滞在時間が短かった上、お客さんが多くてママやEmmaさんのお話をほとんど伺うことが出来ず残念でしたが、とても素敵な時間を過ごすことが出来、本当に恵まれた初の沖縄ジャズ・バー体験、「沖縄ジャズロード」掲載店へのファースト・ステップとなりました。

今度はちゃんと「沖縄ジャズロード」を買って伺いますので、その時はサインもよろしくお願いいたします!

【駐車場:無、喫煙:可】


(注)先日、大分・別府のFUNKさんでピアニストのH氏が「英語は言葉にリズムがあり、ジャズを歌うにはそのリズム感が大切」とおっしゃっておられたのですが、それはきっと音楽の持つ躍動感や立体感、伝わってくる感情・ニュアンスにつながるのですね。。。今回、ママの歌を聴いて、少しわかったような気がしました。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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