久しぶりに訪問した佐賀・鳥栖のコルトレーンコルトレーンさんですが、まずは最新情報を2件。
1.祝35周年!その記念ジャンパーとトレーナーを発売中。
マスターの写真も一緒に撮らせていただこうとお願いしたのですが、「どうせ歳を取ったなぁとか言われるだけだから」と笑って固辞。。。ジャズ喫茶のマスターらしい味わい深い写真が撮れると思ったのですが、残念。笑
2.マスターの弟で直木賞作家 原尞さんの新作。3/1、14年ぶりに発売!
その著作「渡辺探偵事務所」シリーズは澤崎探偵の活躍を描いたハード・ボイルドですが、その乾いた空気感にはやみつきになる何かがあり、これまで読み終わってはこのお店で次のサイン本を購入してきました。
ただ今回購入するのが最後の1冊で、ちょっとさびしいなぁと思っていたところへの朗報に、思わず「おぉ~!」
もっと頻繁に出してくれたらお店の広告にもなるのに、とマスターが笑いながらぼやいておられましたが、次回の訪問が楽しみになりました。
話は変わりますが、今回初めてこのお店で食事を注文しました。これまで夜に訪ねることが多かったのでなかなかその機会がなかったのですが、いつもながらの心地好いジャズを満喫しながらいただくホット・サンド。。。オツな気分で美味しかったです。ご馳走様でした。
この日は次の予定があったので、マスターのお話は少ししか伺えませんでしたが、まずは開業当時の話から。
35年前の1983年はちょうどCDが出始めた頃で、お店を始めるに当たり、CDは扱わない、レコードだけのお店にする、と決断されたのだそうです。曰く、レコード・ジャケットをこんな風にいっぱい飾った店を作りたいから始めたのに、CDのあんな小さなジャケットじゃあ、話にならない。。。当時のマスターの気分が少し理解出来たような気がしました。
それに、壁や至る所にコルトレーン等のレコード・ジャケットや大きな写真が飾っている喫茶店。。。それは確かにジャズ喫茶です。笑
またここから、CDについてのご持論を展開。ジャズ喫茶/バーがどんどん廃れていったその大きな要因はCD。レコードは片面20分程度だからいいのであって、同じ演奏が40分以上続くCDだと集中力が持たないし、音楽の聴き方自体が変わってしまった。CDはそこそこいい音だけど画一的な音で、レーベル毎の音の違い等のオーディオのソフト面での楽しみを奪ってしまった。それに長い時間聴いていると疲れる等々。。。これも一理ある話ですが、その歴史をその流れの中で感じてきた方のご発言だけに重みがありました。
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