熊本・武蔵ケ丘 まざあぐーす19/11

熊本・武蔵ケ丘にあるまざあぐーすさんはジャズ喫茶ではありません。。。でも、今回初めて訪問させていただきましたが、何故ジャズ喫茶を名乗られなかったのか不思議に思ったお店。

上の写真はお店の裏にある駐車場からの入口ですが、この街のメイン通りに面した表玄関の写真はこちら。

武蔵ケ丘は熊本市の東隣に面した住宅街で喫茶店も多い環境ですが、そんな中で今年40周年を迎えられたこのお店。

その人気メニューの一つであるドライカレー・セットをいただきましたが、これは熊本の老舗百貨店つるやにも卸しておられる程の逸品。

と、ここまでは老舗喫茶店のご紹介でしたが、ここからはジャズを始めとした音楽好きのオーディオ・マニアであり、写真好きのカメラ・マニアのマスターがいるお店のご紹介。

カウンターと並行に設置されているこの存在感のあるスピーカーは、JBLのユニットを使ったマスターのご自作の品。

もちろんジャズ喫茶を名乗っておられる訳ではありませんので、通常営業中はカウンターに置いてある小さなスピーカーでBGMを流されておられるそうですが。。。ちなみに、そのジャンルはジャズが中心、たまにクラシック。

この日は閉店近い時間の訪問だったこともあり、カメラ好きの常連さんが帰られた後の客は私一人。。。これ幸いとばかりマスターにお願いして、このJBLの存在感のある太い音を気持ち良く浴びさせていただきました。

尚、これと同じJBLのユニットを使った自作スピーカーを自宅の20畳の部屋にも置かれておられるとのこと。制約のあるこのお店でのセッティングとは違うので、そちらはもっと伸び伸びと鳴っているものと思われます。

今年65歳のマスターは今でこそ(?)、穏やかな方ですが、特に興味深かった20歳の頃の逸話を一つをご紹介。

今は亡き名アンプ・メーカー サンスイのショールームが新宿にあり、その当時はよく聴きに行かれたそうですが、そこで某有名ジャズ・シンガーのライブが行われた時のこと。終演後、ご本人に向かっておっしゃったそうです。

英語が話せない方に歌詞の内容が本当に理解出来ているのですか?

若気の至りだったと笑っておっしゃるマスターですが。。。例え、そんなことを思ったとしても、私にはとても言えません。恐れ入りました。笑

様々なジャンルの曲を聴かせていただきながら、色々なお話(注)を伺ったのですが。。。この満足感はジャズ喫茶に行った時と全く同じ。

でも、このマスターはジャズ喫茶のマスターではなく、こんな人形まで置いてあるこのお店がジャズ喫茶ではないというのですから、世の中、ムツかしい。

まぁ、このお店のご開業は40年前ですから、福岡・大野城のJazz Beaさんの記事で書いた「ジャズ喫茶、かくあるべし」という固定概念が幅を利かせていた時代なので、当たり前と言えば当たり前でしょうし、何より店舗を増やす程、ご繁盛された結果を考えれば、それが正解だったのだとも思います。

いずれにせよ、私の家から近く、遅い時間まで開けておられるこのお店を見つけられたのは本当に幸運でした。

またふらっと寄らせていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。

【駐車場:裏に有、喫煙:可】


(注)ちあきなおみがいい!とおっしゃったお話も実に印象的でした。。。というのも、まだ書いておりませんが、先日行ってきた宮崎・FAR CRYのマスターも同じことをおっしゃっておられたので。

また、マスターは熊本・阿蘇のウッドサイド・ベイシーのマスターとも仲がいいそうで、行かれた際、他にお客さんがおられない時にはちあきなおみをリクエストされておられるのだとか。

その他、つるやの高級オーディオ・ショールームの支配人の方のお話等々、話題は尽きることなく、楽しい時間を過ごさせていただきました。


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汝が欲するがままをなせ

九州でのジャズ冒険を中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑