佐賀・鳥栖の音楽小屋さん。。。他のお店とは一線を画した独特な魅力を放つこのお店。色々お世話になっておりますが、マスターから醸し出される安心感もその魅力の一つ。
キーワードは、筋金入りの一本気、ひたむきなまでの真面目さ。
マスターと言えば、オリジナル・レコードのコレクターと評されることが多いと思うのですが、その真摯なご姿勢はレコードだから特別という訳ではなく、マスターのお人柄そのもの。
そんな方にしていただくご親切・サービスとなると、これはもう至れり尽くせり。いつも感謝している次第です。
以前書いた記事のとおり、オリジナル・レコードとオーディオで楽しいひとときを過ごせるこのお店。。。変わっていくことと言えば、行く度にオリジナル・レコードがどんどん増えていることぐらい、だと思っていたのですが、先日初めて気づいたことがありました。
それは、このお店で時々開催されるライブにおけるマスターの全力投球ぶり。
最初は正直なところ驚きましたが、よくよく考えてみればこのマスターなら当然のことかも?
完全に私見ですが、演奏出来る場所・機会が減り、困っているミュージシャン達の支援というお気持ちの一方、演奏者のご選別/レベルには一切妥協が出来ないマスター。しかも、わざわざ演奏しに来てもらうからには場所貸しだけでは申し訳ない、ちゃんと集客もしなければ!とお考えになられるのもこのマスターらしい、と思った次第。
そしてその結果がなかなか他では聴けない、聴きに行きたいと思わせるライブ。回を重ねるにつれて、どんどん趣向を凝らしておられるようです。
これこそマスターに感じる安心感の表れ。
もちろん、その好みや評価の違いはありますが、マスターが最善を尽くされた結果であろうことだけは素直に信じられますし、その誠実さには頭が下がります。
話を増え続けるオリジナル・レコードに戻します。
ジャズのオリジナル盤への買い替えは終わっているので、今はクラシックがメイン。
よって、新着レコード品評会?はクラシックのレコードが多いのですが、最近聴かせていただいた中で一番印象的だったのは、バッハ=グレン・グールドのゴールドベルク変奏曲。
これは、2nd盤からオリジナル盤への買い替えだったのですが。。。この聴き比べはこれまでになく差がわかりにくく、正直な所、どちらでも変わらない?
それを包み隠さず告げたところ、「そうだね、この二枚、ほぼ違いはないね」とストレートなご反応を示されるのもこのマスター。
そして、他にお客さんもいなかったので二人で聴き続けましたが、このカッコいい演奏にずっと惹き込まれていました。
やっぱり、ジャズに限らず、クラシックも大音量・いい音が大切かも?です。
ということで、一時が万事、こんな感じのお店ですが、私の感じるマスターの安心感、少しは伝わりましたでしょうか?
実は新年早々にご挨拶に伺うつもりだったのですが、完全に行きそびれてしまいましたので、まずはこの記事でご挨拶申し上げます。
今年もよろしくお願いいたします。
<追記>せっかくですからここに書いておきますが、このお店で唯一の不満はマスターのネット嫌い。。。すなわち、せっかく素晴らしいライブを組んでおられても、その情報が仕入れにくいこと。
マスター、FBぐらい開設する等、どうにかしてください。併せてお願いいたします。
【駐車場:有、喫煙:不可】
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