※20.6.8に初出後、9月に再訪し、9/28追記改訂しました
熊本市内の中心近くにあるKitchin&Music九品寺Smile(クホンジ スマイル)さん(FBはこちら)が、この6月3日に無事1周年を迎えられました!
新型コロナの影響で経営計画は大きく狂ったと思いますが、お店として一旦軌道に乗った後で良かったというべきでしょうか。
前回(コロナ禍もあり半年以上前になってしまいました。苦笑)、マスターと約束したとおり、この日は夕飯を食べに訪問したのですが、何とありがたいことに700円のランチ価格。
ランチの残りがあれば夜定食としてご提供していただけるとのことです。ご馳走様でした。
この日は他にお客さんがいない状況※でしたので、アルテック・ヴァレンシアというこの往年の銘スピーカーから流れる心地好く上質なジャズ(注)をBGMにマスターから色んなお話をお聞きすることが出来ました。
※マスターにはとても言えませんでしたが、これはコロナ禍の今ならでは。私にとっては有難いタイミングでした。
こちらが、マスターからいただいたサイン。
大学時代からちょうど40年、住み慣れた京都から地元熊本に戻られ、始められたこのお店。
マスターのライブへのこだわりは、ご自身がジャズを聴き始めた大学時代、ケニー・バレルのライブでジャズに開眼されたから。
(その他、同志社大学の学生会館でソニー・ロリンズを聴かれたりもしたそうです。。。羨ましい。)
ちゃんとしたジャズに触れる機会さえ増やすことが出来たら、ジャズ人口はもっと拡がる。それには一流のミュージシャンのライブを聴いてもらうに限る。リスナー目線で聴きたいライブを提供したい。。。
そんなマスターの信念と決意の現れが、このグランド・ピアノを据え置いた常設ステージ。
これはつい先日、開催されたばかりの硬派なライブ。
工藤隆さんのピアノ・ソロ。
工藤さんは以前、福岡・Bar 柑(カン)さんで聴かせていただいたこのDOUQ・TRIO・FINALのアルバムがあまりにも良かったので、一度聴いてみたかった方。
その外見からは想像出来ないささやくような超スローの美音には驚かされました。
そして、この後も「市民会館でも県劇でもなく、九品寺にやってくる!」というキャッチ・コピーが秀逸な本多俊之さんや元フライド・プライドの横田明紀男ご夫妻等、ビッグ・ネームのスペシャル・ライブが続くとのこと。
本当は満席まで入れたいのだけど、3密規制があるので、と嘆息されるマスター。
残念ながら私も上期末決算で観戦出来ませんが、一人でも多くの方がジャズに目覚められますことを祈念いたしております。
【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:不可】
(注)マスターは90年代、00年代のスマートでカッコいいピアノ・トリオもお好きとのこと。
私が以前訪問してお世話になった大阪・通天閣にある澤野工房さんのアルバム等もお好きなようで嬉しくなったのですが、同じように高いレベルの個性が揃って紡ぎ出すアンサンブルはBGMとして聴いても気持ちいいのです。
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