【紹介:柳川のお洒落Cafe'】福岡 柳川・Cafe' de SATO (カフェ・ド・サトウ) 22/06

福岡・柳川のCafe' de SATO (カフェ・ド・サトウ)さんを久しぶりに再訪。

陽気で温かい雰囲気は相変わらず。

進んだのは時計の針だけ。。。いつの間にか、もう開業7年目とのこと。



でも思いました。

きっとこんな穏やかな空気のまま、10年20年と年を積み重ねていかれる店なんだろうなぁ、と。



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【以下、2020/10の記事を転載】

福岡・柳川の南にあるCafe' de SATO (カフェ・ド・サトウ)さんは、今年開業4年目のまだ若いお店ですが、マスターが目指される道をまっすぐ実直に歩んでこられたお店。

その成果は着実に表れているようで、もはや強力な地元密着店。

コロナ自粛期間中は1カ月ご休業されたそうですが、その強味を生かされ、遠くからふらっと来られる方はまだ少ないとは言うものの、常連さん達はほとんど以前どおりに戻ってきたとのこと。

そんなこのお店の最大のウリは、居心地の好い空間、非日常的な憩いの場であること。

それはご自慢の珈琲であり、こだわりのメニューの数々であり、清潔で明るい店内の雰囲気であり、柔らかいマスター(注)やママとの会話。

屋外のテラス席は屋根を開業当初の3倍に延ばされ、季節のいい時期には心地良く庭を見ながら珈琲等を味わえます。

そこでもちゃんと店内のジャズが聴けるよう、小さなスピーカーが備えつけてあるご配慮ぶりも嬉しい限り。

※このテラス席は喫煙可能

そんなお店ですので、カウンターのコロナ対策も抜かりなくきれいに作っておられましたし、今度再開するライブ用の対策もバッチリとのこと。

大きな声では言えないマスターの秘めたる目標(?)は、これまでジャズに馴染みのなかった若いご夫婦や主婦といった常連さんに少しずつジャズ好きになってもらうこと。

日頃は音量を絞ったライト・ジャズを中心にその心地好さを染み込ませ、同系統のライブを開催して生の音にも馴染んでもらう等、長期プランで洗脳中。笑 

その成果が花開くのは、開業10周年を迎えられる頃でしょうか?

常連さんのジャズ好き率がどこまで上がっているのか、楽しみにしています。

【駐車場:有 喫煙:店内不可、テラス可】

(注)きっちりしているように見えるものの、どこかユルくて温かい感じが好感の持てるこのマスター。

更にはおしゃべり好きで、とても素敵な師匠との出会いやその厳しくも素晴らしい教え、ドラムを叩くようになったキッカケやバンド仲間との出会い等々、話出すともう次のお客さんが来るまで止まりません。

ちなみに何故、次のお客さんが来ると話が止まるのか?

それは珈琲を入れる時のマスターはそこに全神経を注がれるからですが、その変わりっぷりも見ものの一つかもしれません。

ジャズやオーディオが好きでこのお店を始めたものの、今どきの経営を考えるとそれらを前面には出せないと、ジャズの看板も掲げず、いらっしゃるお客さんの嗜好第一で流す音楽も考え、大きな音も鳴らされないマスター。

でも、少しでもジャズの裾野を広げていきたいと願われ、ほとんどかける機会のないことはわかっていても、レコード・プレイヤーをそのセッティングから外されなかったマスターの心意気。まさに、いいね!です。

そもそも、ジャズやオーディオが好きになったキッカケは、社会人になって出会ったジャズ好きの先輩。

ジャズの魅力にハマったマスターは大牟田にあったジャズ喫茶スマイルさんに通い始め、そこで鳴っていたスピーカー 銘機アルテックA7にべた惚れ。結局、それに見合う真空管アンプ等も合わせ、大枚をはたいて新品でご購入。

このスピーカーはご開業に合わせて中古でご購入されたと思い込んでいたのですが、何とワンオーナーの40年選手でした。

出会いは必然の偶然。気づくかどうか、どう受け取るかどうか。

そんな言葉を座右の銘に掲げるマスター。

私も縁☆サーフィンで何度もそんな経験をしていることもあり、このマスターのお言葉は素直に理解出来たのですが、それにしても、キッカケがあった後のフットワークの軽さ、突進力は天下一品。

そんなマスターのお話を伺いにまた訪問したいと思っておりますので、引き続きよろしくお願いいたします。

【注】以上の記事は2020年10月時点の情報ですので、最新情報は下記FB等、お店に直接ご確認願います。

【場所】柳川のお堀より国道208号線を南へ下った所にあるのですが、初めて訪問した時には周辺をウロウロ探したこのお店。国道からほんの少し入った所にある上、大きな看板等がないので、グーグル・マップの指示に従って注意深くお探しください。


【お店のFB】


【その他のCafe' de SATOの記事】

①18/01:最初の訪問記

③22/06再訪時のこと:この日、印象的だったのは、流れていた故 内田浩誠さんのアルバム。そしてマスターが語られた、ここで最晩年にライブをされた時の話(w.MAYUMIさん、中瀬亨さん他)。



※このお店は弊著「九州ジャズ・ガイド 第③号( ↓ )」にも掲載されておりますので、よろしくお願いいたします。 

1コメント

汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑