福岡 柳川・JAZZ INN FUNCOOL(ファンクール) 17/09

福岡市内から微妙に遠いのでなかなか伺えなかったのですが、やっと、福岡 柳川にあるJAZZ INN FUNCOOL(ファンクール)さんに行って来ることが出来ました。(注)

ちょうど前日、お誕生日を迎えられたマスターは御歳74歳。1969年、26歳の時に開業されて以来、今年で48年目を迎えられた九州ジャズ喫茶/バー第二世代のこのお店。

不思議なことに、私の行きつけのJABさん(お店は九州ジャズ喫茶/バー初代で、マスターは二代目)に似ているような気がします。。。でも、何が似ているんだろう?

マスターのひょうひょうとした雰囲気?何となく乱雑なお店の雰囲気?良くも悪くも時間が育んできたもの?外界から切り離されたような、異次元に迷い込んだかのようなゆったり経過する時間?

そしてやはり、スピーカーの年季?笑

JABさんも同じですが、40数年稼動し続けているこのお店のJBLのスピーカーは当然ながらエージングが進みすぎて、決してハイエンド・オーディオ的な音は出しません。でもその代わり、部屋に馴染んだ音、しっくりくる音、とでも言うのでしょうか?何とも言えない味わい深い音、いい音楽を奏でていて、しみじみと聴かせてくれます。この心地良い音楽に浸れて、何時間聴いていても疲れない空間、私は好きです。

九州ジャズロードにも記載のあったマスターの好きなピアニスト ジーン・ハリスのサイン入りジャケットは左上に掛かっていますが、

実はこのライブ、レイ・ブラウンも来てたから、このジャケットの裏に一緒にサインをもらったんだよ、とマスターがお茶目な顔で教えてくださいました。

そのジーン・ハリスということでかけていただいたThe Three SoundsのLive At The Lighthouse。そして、今、好きなピア二ストということで教えていただいたのが、渋谷毅さん。

前者のカラっと明るく硬質なピアノの音も、後者の一音一音が優しく響くピアノの音もとてもこのお店の雰囲気に似合っており、素敵な時間でした。

最近は九州ジャズ喫茶/バー初代のお店(今はもう無くなってしまった鹿児島のパノニカさん、福岡のコンボさん等)と組んでやっていた九州ツアーライブももうやれなくなった、このお店も私の体かスピーカーが壊れたら終わり、と少し寂しそうにおっしゃられたマスター。

でも、「JAZZの店を始めたのはしゃべるのが苦手だったから。JAZZだと黙ってていいでしょ?でも、いつの間にかよくしゃべるようになっちゃったけど」とか「窓のなかったこのお店に窓をつけたのは暗かったから」とおっしゃられた時の少しおどけた表情の方がやっぱりお似合いです。

日頃なかなか足を伸ばす機会がなく、とても心理的に遠かった柳川ですが、

名物せいろ蒸しも美味しいかったし、何よりマスターにしか出来ない昔話を伺いに、また戻って来たくなりました。

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】


(注)やはり柳川は微妙に遠いので、遠くからお越しの際は事前に確認電話を入れられることをおススメいたします。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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