北九州・若松にあるエル・エヴァンスさん。
2019年に惜しまれながらも、マスターがご逝去。
その後、2代目をママが引き継ぎ、娘さんに手伝ってもらって、元気にご営業を続けておられますが、その記事は下記をご覧ください。
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今回ようやく、北九州・若松にあるエル・エヴァンスさんでマスターのお話を伺い、楽しみにしていたこのお店の音をちゃんと聴くことが出来ました。
というのも、前回このお店を訪問した時はマスターもベーシストとして参加されておられるバンドのライヴ練習の日で、両方共叶いませんでしたので。。。苦笑
見た目のインパクトも強烈な、奥に鎮座する赤いラッパのスピーカー アヴァンギャルドDUO。
ジャズ喫茶の超有名店 東京・吉祥寺のメグさんにあるのと同じものですが、以前そこで聴いた時、このスピーカーの他では聴くことの出来ない独特な世界に驚いた記憶があります。
他では味わうことが出来ないドラム・シンバルやベースの音離れの良さ。
これはやはりアヴァンギャルドならでは、といった感じではありましたが、同じスピーカーなのに、メグさんと全く音のイメージが違う?!
その音の鮮烈さではメグさんに軍配が上がるものの、音のバランスが良く、長く聴いてても聴き疲れしない。。。このスピーカーでもこんな鳴らし方が出来るんだと驚かされました。
五感で感じるバランスの良さを大切にしているとおっしゃるマスター。
それなりのボリュームで鳴っているにも関わらず、居心地の良さが感じられるこのお店。
いいジャズ・バー/喫茶はどこでもそうですが、お店の音にはマスターの感性が確実に反映されています。
マスターからお話を伺った中で感じたことは色々あったのですが、その中でも一番強く感じたことは、この方がプロの商売人であること。
20歳でこのお店を開業されてから、今年で42年目になるとのことですが、オーディオも含めて全て商売である、お店を潰してはいけない、これで食っていかなければならない、という基本的な部分を強く持っておられる方でした。
そしてその一つの現れが、この美味しくてボリューム満点のハンバーグ定食。
例え、どんなにいい音楽を聴かせても、珈琲が不味い店、飯が不味い店に客が来るのか?居心地が悪い店に客が来るのか?を考えて来られた結果が「洋食JAZZ喫茶」というお店の謳い文句にもつながっているのではないでしょうか。
そして、鹿児島のパラゴンさんでも感じましたが、飲食店として成り立つ基盤の上にジャズがある。ジャズが好きだから、だけじゃダメなんだと。。。
しかしそれだけに留まらず、その先にジャズの普及を強く目論んでいらっしゃる辺りがこのマスターのスゴい所。
美味しい定食や珈琲がまず第一にあるからこそ、ジャズとは無縁のお客さんがそれにつられてやってくる。そこで、通常見ることがない、聴くことなんてほとんどあり得ないスゴいシステムでJAZZの音を浴びる。
確かに、それでJAZZへの興味が湧いても、全く不思議はありません。
更にはその強い地元愛から、「九州ジャズ発祥の地 若松」を前面に打ち出した町興しにもずっと取り組んでおられ、ちょうど今週末に行われる「若松鉄人JAZZ」を創設・運営され始められて、何ともう21回目とのこと。
それにしても、高校生JAZZバンドを企画されたり、次なるステップとして、佐世保JAZZとの連携に動かれる等、そのアイディアマンぶり、夢に向けての推進力の強さにはただただ感心するばかり。
そして長年、「一人から二人へ。」の活動を地道に続けられてきた結果、どんどんその輪が大きく広がっていき。。。
その一連の動きの中で、市を動かしてこのお店の前の通りの至る所にこんな楽器のマークまで出来たそうです。。。笑
遅い時間に行ったにも関わらず、長い時間、マスターとお話することが出来、本当に楽しかったです。
残念ながら今回の若松鉄人JAZZには仕事で伺えませんが、成功をお祈りしております!
<追記>閉店時間を過ぎても延々と話続ける我々を黙って放置されておられた奥様。本当にありがとうございました。
山笠でも同じことを思いましたが、福岡でお祭りが成り立つのは、しっかりした奥様がいるからこそ、と改めて思った次第です。笑
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