鹿児島市内から車で約1時間の霧島市国分にあるDJANGO(ジャンゴ)さん、今回伺った金曜日等、平日は明るく人懐っこいママが一人で切り盛りされておられますが、週末とライブの日にはマスターもいらっしゃるそうです。
このお店の開業は1995年なので、九州ジャズロード「初版」に載っていないのが不思議だったのですが、7年前にこの新しいビルに建て替えられた時がたまたまその取材時期だったからのようです。(ということで、「改訂版」に新しく掲載されておられます。)
ママに教えていただいて気づいたのですが、建て替えられる前のこのお店が九州ジャズロードの前身とも言うべき九州ジャズ喫茶紀行に掲載されていました。
その本に掲載されていた当時の写真ですが、スペース的には今の3倍はある広いお店だったそうで、その当時お使いになられたシステムは何と、英・タンノイのプレステージ・シリーズの銘機エジンバラ!タンノイ党の私としては嬉しくなってしまいました。(注)
そしてビルの建て替えを機に、九州ジャズ・ロード巡りではお馴染みのスピーカーJBL4343をメインとしたシステムに変えられ、通常は心地好いジャズの流れるお洒落な喫茶店、毎月1回のライブの日にはジャズ・ファンの集うお店となっているようです。
このお店の名前はもちろん名ギタリスト ジャンゴ・ラインハルトから。ということで、マスターがギタリストなのは予測出来たことですが、よくよくお聞きしたら、何とご一家全員がジャズを演奏されるとのこと!
マスターと次男くんはギター、長男くんはベースで、元々ギターとボーカルをやっていたママもその影響でベースも始められたとか。
それどころか、長男くんは福岡のJAZZ喫茶の老舗コンボ等で働かれていた時期もあったそうで、この壁の装飾品の多くは彼のコレクション。
月に一度のライブの日には、ジャンゴ若者バンドと称してご子息達もご出演されるそうで若い世代も巻き込んでおられる等、次世代にジャズがちゃんと受け継がれているこのお店。。。これまでの九州ジャズ・ロード巡りの中ではなかったいいお話で、とても驚かされると同時に感心させられました。
閉店時間の18時までゆったり楽しい時間を過ごさせていただきましたが、今度は是非、マスターやご子息のお話もお伺いしたいと思いました。
尚、この後、ママに教えていただいたこのお店から15分程度で行ける日当山(ヒナタヤマ)温泉へ行ったのですが、安くて実に気持ちの良い温泉でしたので、こちらもおススメです。
(注)私のスピーカーはタンノイのプレステージ・シリーズの中で一番小さいスターリングで、エジンバラはその兄貴格。一般的にタンノイのスピーカーはクラシック向きで、ジャズには合わないと言われていますが、タンノイ党としてここで一言。
タンノイのプレステージ・シリーズの大きな武器は、ボーカルやギター等楽器のえも言われぬ美しい音色。。。確かに、JBLやアルテックのような浴びるような音が出しにくいので、ジャズ向きとは言えませんが、ボーカルを中心に聴くのであればタンノイ・ジャズはありだと思っています。
【駐車場:有、喫煙:可(分煙スペース有)】
0コメント