【紹介:もし近所にあったら、と思う店】鹿児島市内 騎射場・Caffe Bar JIMLAN(ジムラン) 22/07

鹿児島市内 騎射場(キシャバ)のCaffe Bar JIMLAN(ジムラン)さん。【インスタはこちら

コロナ禍自粛中のご開業でしたが、無事に1年を乗り越えられて、順調にご営業中。

しかし今回、久しぶりの再訪でしたが、色々驚かされました(注6) 。

ジャズのことは全くわからないとおっしゃっておられた店長さんですが、今では店内にあるレコードをしっかり把握し、お客さんにリクエストされた盤があるか否かもすぐに応えられるようになられたとか。

また、オーナーN氏が時々、ジャズ・オーディオ講座をご開催されておられるとか、同じく市内のジャズ喫茶 順刻堂のマスター(p)のバンドが定期的にライブをされておられるとか。

現在のところ、このお店のお客さんを大別すると下記の4パターン。

①ジャズを聴く人、②ジャズを鳴らしたい人、③店長さんと話をしに来る人、④一般の方


もしこのお店が近所にあったら、①&③で常連になっていたと思うお店です。


尚、グーグルマップにもいつの間にかしっかり登録され( ↑ )、(今だけかもしれませんが)店の斜め前にもコインパーキングが出来て、便利になりました。



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【以下、初回訪問時2021/04の記事を転載】

コロナ禍で大変な時期ですが、この4/20にオープンしたばかりの新しいジャズ・バー。

場所は、鹿児島市内の飲み屋街の一つ 騎射場(キシャバ、注1)。

その名は、Caffe Bar JIMLAN(ジムラン)

JIMLANという名前は、あのJBLの創設者でもある伝説の技術者ジェームス・B・ランシングの愛称から取ったもの。

その説明も必要のない方なら、こんな名前をつけるからには、オーディオがさぞやスゴいんだろうなぁ、と想像されたと思いますが、そのとおり!その期待どおりの店。

ホルンの先を切り落としてつないだという特注品のホーン・ドライバー(注2)が目を引きますが、その下のJBLのC37ローズという50年代の高級スピーカーボックスに入っているユニットがキモ。

状態のいいものはもうほとんど残っていないというジムラン自身が開発したD130フラットバックという稀有なフルレンジのユニット。このユニットをウーファとして使ったこのシステムの音は他のどこでも聴けないもの。

またレコード・プレイヤーも特注品で、MICRO社のBL-111という弩級のターンテーブルを振動に配慮した紐ドライブに改造したもの。

また、メインのアンプは真空管アンプの銘機EAR859のレストア品。

※マニアの方へ:それ以外にもその時々で、45シングル+SRP201、300Bモノアンプ×2+SRP201、211モノアンプ×2+SRP201等に変えていくとのこと。中でもこの211モノアンプは、あの佐久間駿氏が回路設計した弩級のアンプで、ドライバー管と出力管に211を2本も使用した贅沢なシングルアンプ、なのだそうです。

そして、サブのプレイヤーとなるCDプレイヤーにもCECのベルト・ドライブ式を使う等、マニア垂涎のラインナップ。

それを鳴らす空間=部屋も、天井はそれほど高くないものの、正方形に近い形で、少しだけ大きめのボリュームの中、システムの素性の良さを気持ち良く味わえます。

この店のオーナーは、同じく市内のジャズ喫茶 順刻堂さんの開業前からの常連さんにして、私も一度、そのオーディオ・ルームを訪問させていただいたN氏(注3)。

超オーディオ・マニアではありますが、ギターの弾き語りも素敵な音楽マニアでもあるので、この柔らかく、いつまで聴いていても飽きのこない音作りには納得。

以上、その店名から音の話に終始してしまいましたが、実はこのお店のいいところは別にあります。

まずは、お客さんにとって心地好い空間と時間を提供したいというその心遣い。

外から明るい店内が見える安心感。鹿児島在住の有名デザイナーの手によるお洒落な入口。清潔で高級感漂う杉無垢一枚板のカウンター。かなり明るい照明なのに落ちついた雰囲気。凝ったメニューの冊子。

あの豪奢なシステムが奏でる音ですら、あくまでそこに居心地の良さをつけ加えるだけ。。。といった感じで、こんな贅沢をこんな普通の価格で味わえるなんて、ちょっとあり得ないこと。

そして何より素晴らしいのは、この開業のためにオーナーが一本釣りでヘッド・ハンティングしてきたという店長さん(注4)。

その明るく快活な応対にとても好感が持てる方ですが、現在積極的にジャズを勉強中とのことで、結果的に「ジャズの話を語って聞いてもらえる店(注5)」となっていること。

しかも!これだけでも、ジャズもんにとっては行きたいお店になっているのに、何と、この店長さんは20代の薩摩美人。。。

もし問題点があるとすれば、この店は一般客の出入りが多そうなこと。

ということで、店長さんとどれだけお話する時間が取れるかどうかはわかりませんが、ともかく百聞は一見に如かず。是非一度足をお運びくださいませ。

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:不可】

(注1)場所が少しわかりにくいので、下記をご参考ください。

 ※もうグーグルマップが正しく示してくれますので、そちらもご使用いただけます。

(注2)この特注品ホーン・ドライバーの音の良さは、先に挙げたジャズ喫茶 順刻堂さんでも楽しめます。

実はこれもこのオーナーの紹介で導入したものですが、初めて聴いた時にその見た目と共に驚かされたのを覚えています。

(注3)オーナーN氏のオーディオ・ルーム訪問記はこちら( ↓ )の順刻堂さんの記事の(注1)に記載。その中で、今はこのお店に置かれたJBLのスピーカーの写真も見ることが出来ますので、ご参考まで。

(注4)この店長さん、「店長と呼ばれるのは苦手です」とおっしゃっておられましたので、訪問された際には、何と呼べばいいのか?も会話の一部として、お楽しみくださいませ。

(注5)これまで色々なお店を巡ってきましたが、これからのジャズ・スポットのあり方の一つとして、従来のマスターやママからジャズを教えてもらう店ではなく、マスターやママ、店長さんが客のジャズの話を嬉しそうに聞いてくれる店もありではないか?と考えておりました。

ジャズを真剣に聴いてきた世代が、その膨大な知識を伝えられる/伝えたい相手がいる店。

オーナーがそこを狙われたのかどうかわかりませんが、私の仮説によれば、きっとこのお店は流行るはず。楽しみにいたしております。

(注6)今回22/07の再訪時、一番驚いたこと

お店に入ると、カウンターの中には黒髪の美人さん。。。それはそれでいいけど(笑)、でも、あの金髪の可愛かった店長さんがいない!


あ~あ、辞めちゃったのかなぁ、残念。

等と思いながらカウンター席に座ったら、あれ?!店長さん?

「お久しぶりです。このお店の雰囲気だとこっちの方がいいと思ったので、黒髪にしました」とのこと。

何だか雰囲気が落ち着かれた上に、マスク姿。

残念ながら、全くわかりませんでした。失礼いたしました。


引き続きよろしくお願いいたします。



※このお店は弊著「九州ジャズ・ガイド 第③号( ↓ )」にも掲載されておりますので、よろしくお願いいたします。 

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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑