宮崎・JAZZ&SPIRIITS FAR CRY(ファー クライ) ①17/02

先日、初めて宮崎のジャズ・バーに行ってきました。

動き始めた時間が21時半過ぎと遅目だったものの、今回の目標は精一杯欲張って、市内一の繁華街・橘通中央商店街(宮崎駅から徒歩10分程度)の周りにある九州ジャズロード掲載店3店全制覇!

営業が早く終わる順で、Girl Talkさん→Life Timeさん→FAR CRYさんと小刻みに回って目標達成!のはずだったのですが。。。まず宮崎駅から一番遠いGirlTalkさん。探しに探した揚句、結局わからず、仕方なく電話してみたところ、現在不使用。。。マスター老齢につき、これはヤバいパターンかも?!と思いつつ、次は宮崎駅から一番近いLife Timeさん。。。FAR CRYさんのある道を通り越し、そのままあっさり辿り着いたものの、何と!ライブの音がしてる(確かによくよく見れば、本に書いてあった情報どおりなのですが。。。)。。。ライブの日はマスターとあまりお話出来ないので初訪問としては嬉しくないのですが、それ以前にほとんど終了間際。。。ライブ・チャージを払ってまで入ることもないと断念。。。そして、再度宮崎駅から遠ざかること数分、ようやく辿り着きましたFAR CRYさん。。。結局動き出してから45分近く、ウロウロしていた計算です。。。汗

しかし、このFAR CRYさん。。。本当に行って良かった、楽しかった!お店を出たのが26時頃だったので、結局この後、4時間近くいたことになります。。。笑

まずお店に入ったら、狭いカウンターに常連さんが2人。。。その端に座らせていただいたので、常連さんとマスターのトークを聞いて、その空気に馴染んだら、ちょっとお話しようかな、との思惑がいきなり外れ、マスターが人懐っこく「以前来たことあった?」と質問されたところから会話がスタート。。。こちらとの会話をメインにしていただけるのはありがたいけど、常連さんをそっちのけにするのも悪くないですか?等と思いながら、聞いていたら、マスターの話がちょっと尋常じゃない。。。

マスター曰く「このお店は自分の書斎に客が来ている感覚」。。。確かにこのよくよく見ると書斎っぽいこの店内なら、その感覚もわかります。

常連さんは自分の知り合いにこの店を教えたがらない。。。居心地がいいので、確かにその気持ちもわかります。

しかし、この店の客の大半が常連さんばかりなのに、その9割がジャズを聴かない?まともに聴くのはこの間、こっちに帰ってきた奴を入れて3人って。。。しかも、カウンターに向かって心地良く響いていたであろう天井近くに置かれたJBLのスピーカーは「もっと音量を上げろ」とうるさい客がいるからケーブルをもう切った、レコードはもう邪魔くさいのでやめた、今はカウンター奥、両サイドの小さなJBL(中古で1万数千円?)で十分!って、一体、どんなジャズ・バーなんだと。。。。。。苦笑

そうこうしている内に常連さん1人が帰られて、ジャズは聴かないけど奥さんに内緒で毎週このお店に通ってるとおっしゃる常連さん(!)と世間話をしていると入って来られたのが、これまた常連と思しき年配の方とその部下と思しき若手の2人組。。。でも、話をよくお聞きしていると、違った!鹿児島からご出張で来られて、2回目?!

この年配の方は根っからのジャズ・ファンの方で、マスターとのジャズ談義だけでも十分楽しかったのですが、鹿児島のジャズ喫茶Paragonさんをご紹介いただいた上、1杯ご馳走にまでなってしまいました。。。更に!日本のディスクユニオンが企画、録音したというデヴィッド・マレイのLOVERSという素敵なアルバムまで教えていただき、後日、即買いしてしまいました。本当にありがとうございました!

しかし、2回目であれだけ常連顔出来る客も客ですが(笑)、それ以上にその気にさせてしまうマスターとこのお店の雰囲気。。。強烈無比!!

これ以上遅くなると奥さんにばれる(笑)と常連さんが帰られた後も居残り、明日は朝が早いのでとこの2人組が帰られた後も私が一人で残ってしまったのは、きっとそのせいなのでしょう。

このお店が出来るまでの波乱万丈の経緯やら伝説の全国冷し中華愛好会の話やらキース・ジャレットからジョン・コーツJr.やらブッゲ・ヴェッセルフトやら色んな話・音楽を興味深く聴かせていただきました。何とも不思議なことにこの1万数千円の小さなJBL、アキュフェーズのアンプがいいのか、奥行きのある広い部屋と高い天井がいいのか、妙にしみじみと聴かせてくれるんです。。。更には玄人はだしの落語も見せていただき、やはりジャズと落語は間が命なんだと改めて実感させていただいたり。。。

このお店の20数年の歴史の中で、ジャズ好きで酒好きで読書や映画や絵が好きで、落語を愛してやまない俳人でもあるマスターにハマってしまった人=帰る場所を持っている人が何人もいる。全くもって、羨ましい限りだと思いました。

昔の常連さんはマスターのことを親しみを込めて名前で呼ぶそうですが、本当にこのお店、素晴らしいです!また伺いますけど、いつまでも続けてくださいね。みやおさん!

追記

やはりGirl Talkさんはマスターがお亡くなりになられて、閉店されたそうです。合掌。

【駐車場:無(近隣にコイン・パーキング有)、喫煙:可】


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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