宮崎 都城・Jazz Bar OLD EARTH(オールド・アース) 17/11

宮崎・都城(ミヤコノジョウ)にあるJazz Bar OLD EARTH(オールド・アース)さんのマスターはプロのジャズ・ドラマー 古地克成(フルチ カツナリ)さん。都城で一番の繁華街 牟田町を少し外れた位置にあるカッコいい建物ですが、見るからに男っぽいジャズ・バーという感じのする外装。。。

にもかかわらず!私が店に入ってから来たお客さんは全員女子!しかも、一人飲みばっかり?!

彼女達に、初めて入ろうと思った時、ちょっと怖くなかったですか?と尋ねたところ、暗いけど外がガラス張りなので、逆に入りやすかったとのこと。。。言われてみれば、確かにおっしゃるとおり。ジャズ・バーだから、とか偏見を持っているのは案外男の方なのかもしれません。笑

硬派なCD写真とは全く異なり、陽気で親しみ易い雰囲気の46歳男盛りのマスターと、これまた明るくテキパキよく動くバイトの新之助さんが、機嫌良く楽しく対応してくれるお店。。。そう考えたら、女子の一人飲みにも最高のお店なのかもしれません。。。笑

しかもこれはこのお店のお通しですが、ボリューム満点、かなり美味し。案外、こういう所も女子としては嬉しいのかも、です。

女子の客しかいないジャズ・バー、これまで巡りあったことのない光景に戸惑いながらも、マスターと話し始めましたが、受け答えも誠実な上、何かしてくれそうな雰囲気を持っていて実に好感度も高く。。。ジャズの歴史や現在についてのお話や更には教育等、あれこれ色んなことを伺いましたが、さすがによく考えておられるなぁと感心した次第。特にジャズ・プレーヤーにおける経験の大切さ、それが年輪になっていくというご持論はとても興味深く、また他の世界でも共通する部分があるのでとても納得出来るものでした。

楽しい時間が流れ過ぎるのはとても早く、先に訪ねたマイルストーンさんでお聞きして、確認しようと思っていたこのお店で産まれたシンデレラ・ストーリー「宮里陽太伝説(注1)」についてもほとんど伺うことが出来ないまま、お店を後にせざるを得ない時間に。。。

余談ながら、お店に残った女子達は初めて出会ったにも関わらず、以前からの友達のように楽しく27時頃まで飲んでたらしいです。都城、恐るべし、です。笑


<後日談>どんなにカッコいいことを言っても、思っても、ジャズ・プレーヤーは演奏が命。どんなプレイをされるのだろうと購入したマスターのリーダー・アルバムThree Flowers(注2)。

そしてあと、もう一枚。後日購入した宮里陽太さんのライブ・アルバム LIVE PLEASURE。

このアルバムでは、マスターがドラムを叩いているのですが、DVDもついているお買い得盤なので、ちゃんと演奏している映像もチェック。

2枚聴いて思ったことは、メンバー・サポート力の高い、切れのいいドラムだなぁ、です。恐らく、周りが良く見えているから出来ることなのでしょうが、迷いのないメリハリのハッキリしたドラムなので、他のメンバーはかなり演奏しやすいのでは?

また、ソロの派手なプレイのカッコ良さに耳を(眼を?)奪われがちですが、他の演奏者がメインを取っている時にソッと寄り添うイヤらしいまでのサポート力も本当に見事。演奏全体の円滑さを演出されておられるので、他のメンバーからするとさぞ頼りがいのあるドラマーだろうと思いました。

以上がアルバムを観て聴いた印象ですが、やっぱりライブを観なきゃ、本当の所はわからない。是非、今のドラマー古地克成をライブで押さえたい、そしてその後の年輪の積み重ねを楽しみに追いかけてみたいと思いました。

でも、やっぱり都城は遠い。。。福岡でのライブ、早々に組んでいただけませんか?楽しみにしています!

ちなみにこの2枚のアルバム、ライブ録音とは思えないとてもいい出来。LIVE PLEASUREの一番の聴きものは、やはり宮里さんの素晴しいサックスでつい聴き惚れてしまうほどの素晴らしさ。逆にTree Flowersは3人の格闘ぶりも楽しく、ドラムの音がもっと全面に聴こえるので古地克成の世界にどっぷり浸れ良さがあり。。。いずれにせよ、どちらも聴いていて心地良いので、両方共オススメです。


(注1)あの山下達郎さんがこの店にお忍びでいらっしゃって、宮里陽太さんのサックスを聴いて、スカウト。その後、山下さんのバックバンド・メンバーに加入、山下さんのプロデュースでアルバムまでリリースしたという現代版シンデレラ・ストーリー

(注2)このアルバムのベースは何と!名古屋で私がファンになったピアニスト渡辺ショータさんの仲間で、ライブで聴いたこともあるベースの徳田智史さん。。。ジャズ界は本当に狭いと改めて思った次第です。

【駐車場:無(どこに停めるといいのか、電話して聞くことをおススメします)、喫煙:可】


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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