大分 日田・Jazz&Bourbon/Coffee Pub PIP'S(ピップス) 18/01

今回、訪問してきた大分・日田にあるJazz&Bourbon/Coffee Pub PIP'S(ピップス)さんは、福岡市内から車で1時間15分程度と気軽に行ける日田温泉郷にある今年で34年目を迎えられる老舗。

Jazz&Bourbon、Coffee Pubという2つの肩書きを掲げておられるこのお店ですが、そのメニューには酒・珈琲から食事、更にはパフェまで取り揃えられており、実に特徴的。

つまり、温泉に来た観光客だけでなく、地元の酒好きにも愛されているバーであり、女子高生やOL、更には主婦にも愛されている喫茶店でもあるという地元に密着したお店、がその本質だと思いますが、夕方開店された後、21時頃に一度ピークを迎え、その後も24時頃に二度目のピークを迎えられるという人気店でもあります。

これは今回注文したカレーマーセー(ドリア風)。一般的には、焼カレーと言ってもいいと思いますが、このお店の人気メニューの一つ。 

焼きカレーと言えば、今では北九州が有名ですが、マスター曰く、うちの方が先に始めたんだけどなぁ、だそうです。本当に美味しい逸品でご馳走様でした。

このお店はマスターご夫妻で切り盛りされておられますが、どっと入ってくる団体客に対しても、阿吽の呼吸でテキパキと動かれる様はとても好印象。そのお揃いのチェックのシャツが仲睦まじさ(注)の象徴の様で、実に微笑ましかったです。

このようなお店ですので、商売のことだけを考えれば、特にジャズ・バー色を打ち出す必要はないと思うですが、その内装はジャズ喫茶/バーそのもの。

お店に入って正面にあるカウンターの奥には、これまでこのお店でライブされた方々のサインが入った大きなコルトレーンのポスター。

左手にあるテーブル席のフロアにはあれやこれや色んなジャズ・バーらしい飾り付けの数々。

そしてオーディオ的には、マスター曰く、全く凝っていない、九州ジャズロードの取材の時も掲載しないでほしいと言ったぐらい、とのことですが、実際には北九州のストリート52さん等で使っておられる中型スピーカーの銘機JBL4312をご使用されておられるのですから、こだわりがない訳はありません。

ただ、管球アンプで鳴らしてた頃はもっといい音だったけど、それを楽しみにしてくれるお客さんがいないとねぇ、とちょっと寂しそうなご発言もあったりもしましたが。。。

現在は、B.G.M.以上ジャズ・バー以下という絶妙なボリュームと選曲で、お客さんにとって居心地の良いジャズを鳴らされておられます。

その中でとても良かった一枚が、このジャズとは思えない面白いジャケットの「ヘヴィ・ヒッターズ(エリック・アレクサンダー・カルテット)」。オーソドックスなサックス・カルテットですが、伸びやかに歌うエリック・アレクサンダーのテナー・サックスを中心とした颯爽とした演奏には思わず聴き惚れてしまいました。

あと、映画好きのマスターにススメられたのがこれ、チェット・ベイカーを描いた映画「ブルーに生まれついて」。

長崎・マイルストーンさん門司港・六曜館GIGさんのオススメから、現在、チェット・ベイカーにハマっているのですが、マスターがそんなことを知る由もなく、驚きました。

やっぱり縁って、面白いですね。毎度のことながら、即発注してしまいました。笑

それにしても今年57歳になられるこのマスター、その若さ故か個性なのかわかりませんが、有名なデューク・エリントンの「スイングしなけりゃ意味がない(It Don't Mean A Thing)」という言葉を使ってお店のポスターやハンコを作られたり、この小さなオリジナル缶バッチを作られたりと、ジャズ・マニアの心をくすぐるのが、本当にお上手。

ちなみにこの缶バッチ、好評につき、また作られたとのこと。今ならまだあるそうですが、早い者勝ちです!

あと、ソラミミスト安齋 肇さんのこのサインも空耳アワー・ファンとしては堪らない逸品。笑

世相を忘れ、のんびり過ぎていくとても気持ちいい時間。。。マスターとママ、どうもありがとうございました。今度伺う時は温泉にも立ち寄ってみます。


(注)5年程前から二人で一緒にゴルフを始められたそうですが、何と、よく行かれるコースが私もよく行くローレル日田C.C.と雄大な打ち下しホールが大好きな日田国際G.C.。そこからゴルフ談義も盛り上がりました。

ママは小柄ながらも、昔、野球をやっておられたせいかよく飛ぶそうで、その上達ぶりに、マスターが「その内、負けるのでは?」と警戒されておられたのも微笑ましかったです。

ちなみにこのママ、まだお若いのに実に堂々としていて面白い方。マスターとご結婚されてそれまで全く経験のない飲食業の世界に飛び込まれ、最初の頃は基本的な動きもわからず、酔っ払いの対応にも戸惑っておられたようですが、今では立派なママ。ただ、ママと呼ばれるのは普通ですが、お母さんと呼ばれると、さすがにちょっと違うやろ?と思われるそうですので、ご注意くださいませ。笑

【駐車場:無(電話をされてご相談されることをおススメします。) 喫煙:可】


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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