【紹介:地元に深く根づいた老舗】長崎・Jazz upstairs at さろまにあん 22/11

長崎の繁華街・思案橋の商店街を抜けた三角州みたいな場所の先端に建っている黒いビルの3階、30年超の老舗ジャズ・バー「Jazz upstairs at さろまにあん」さん。



いつ行っても常連さんが多く、気持ち良く酒が進むお店。

また、元常連さんが20年ぶりぐらいにふらっと入って来ることも多いお店。

「同じ場所で、変わらずやり続けているから」とおっしゃいますが、このマスターの温かさとお店独特の魅力の賜物。



マスターが敬愛しているミュージシャンは、ソニー・ロリンズ。

来日公演の追っかけを経て、2001年の宮崎公演以来、旧交を温める仲に。



マスターご自身もサックス吹きですが、30年以上も前から同じバンドで切磋琢磨し、商店街のイベントにもライブ等で貢献。

全ては地元に根づいて生きているマスターならではの話。



このレコード・ジャケットにある「To my follow horn man」は、マスターのバンドのCDを聴いたロリンズが書いてくれたというサインですが、何ともカッコいい。



マスターがジャズに目覚め、サックスにのめり込んでいったのは、まさに長崎ジャズ文化が華やかなりし頃。

浅賀俊作著「哀愁の街にJAZZが降る」に書かれたその当時の長崎のジャズ・スポットに、実際に入り浸っていたマスター。そのお話の興味深いこと。



最初のサックスの師匠は、キャバレー「銀馬車」の専属だった内山田洋とクールファイブのサックス・プレイヤー。でも、その師匠は「長崎は今日も雨だった」の大ヒットで上京。次に、渡辺貞夫氏が長崎にライブで来たときの打ち上げでの雑談の中でJazzを勉強するなら自分が恵比寿のヤマハで教室をやっているので東京に出て来たらとの言葉で上京を決心した事から始まる、東京でのSax修業談話、最近出張でたまたま来店したお客さんを介して、ずっと音信不通だった最初の師匠とまた連絡が取れた等々、昔の長崎の街の空気感を感じるお話やら、縁が縁を呼ぶ不思議なお話が満載。


マスターのお話は全く尽きるところを知らず、当時の写真等を見せていただいたりしていると、あっという間に時間が過ぎ去るお店です。



追記: このお店は、別途紹介した django(ジャンゴ)さんから徒歩1分です。


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【以下、2018/12+19/05の記事を転載】

約5年ぶりになりますが、長崎・思案橋の近くにある今年31年目となった老舗ジャズ・バー Jazz upstairs at さろまにあんさんに行って来ました。



3階にあるカウンター席とテーブル席だけのこの小さなお店に、次々と来る常連さん。

マスターと常連さん達の和気あいあいとした会話、そのバックで気持ち良く流れるジャズ、そのジャズに鼻歌でハモりながらお酒を作るマスター。。。この狭い空間が醸し出す居心地の良さはまた別格。



つい最近も、約20年ぶりの常連さんが「まだあったんだ!」等と言いながら、ふらっと入って来られたそうですが、それもすぐに納得。

マスター曰く「同じ場所に変わらずあり続けているから」とのことですが、間違いなく、マスターの人懐っこさとこのお店独特の魅力あっての賜物。



また、ふと思い出したかのようにマスターから「最近、こんな面白い方がいらっしゃってね」と写真を見せていただいたのですが。。。何と!福岡 久留米・Jazz Shop Roulette(ルーレット)さんで知り合った「九州男の隠れ湯」の著者 合原幸晴(ゴウバル コウセイ)さん。



「あと、今日の早い時間に九州のジャズ・バーを回っているとおっしゃる方が他にも来られたよ」と教えていただいたのですが、よくお聞きしたらそれは福岡の名コンビ A・IさんとR・Fさん。

精力的に色んなお店をご訪問されておられる彼らとはこの後もジャズ・スポット巡りの中で何度お会い出来るのだろう?等と思っていたら、翌月の古処さんのファイナル・セッションで早速お会いしました。笑



サックス吹きのマスターだけにその辺りの名盤のお話等も色々教えていただきたかったのですが、常連さんがまた次々にご来店。

楽しい話に花が咲き続けたので、この日は退散することに。



いずれにせよ、また早いタイミングで再訪しますので、マスター、今後共、よろしくお願いいたします。


【19/5追記】長崎弾丸ツアー2019春の2軒目に訪問したのですが、この日も狭いお店は常連さんやお客さんでいっぱい。



このお店独特の居心地の良さに浸りながら、最近マスターがお気に入りというレスター・ヤングの名盤ジャズ・ジャイアンツ’56を聴かせていただたり、前回18/12の訪問時に失念した大橋・GOLBY(ゴルビー)さんのご報告(注)をちゃんとしたところで、残念ながらタイム・アップ。



尚、マスターのサックスは22時ぐらいまでなら、聴かせていただけるとのこと。しかも、かぶりつきで!



もしその時間に訪問出来るのであれば、是非おねだりくださいませ。

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】



(注)大橋・GOLBY(ゴルビー)さんのご報告。それは初訪問した14/02、「今度、義理の弟が福岡・西鉄大橋駅前で開業するからよろしくね」とマスターに言われ、「了解です。行ってみます!」と即答したことに起因。その後、なかなかそのお店 GOLBYさん※に縁が作れず、危うく「行く行く」詐欺になるところでしたが、何とか訪問。前回18/12、晴れてその報告も兼ねて意気揚々と再訪したはずが、他の話に夢中になり、あっさり失念。結局、この19/05の再々訪で、ようやく報告出来たという次第です。



※残念ながら、22年12月でご閉店。ただ、その後も次の入居者が決まるまで、営業を継続するとのこと。詳しくはお店のHP(こちら)をご覧ください。


その他のさろまにあんさんのページへ ①14/02



※このお店は弊著「九州ジャズ・ガイド 第②号( ↓ )」掲載店です。

こちらもよろしくお願いいたします。 


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑