福岡・大橋 Bar 柑(カン) 19/04

福岡・大橋にあるBar 柑(カン)さんは、ご開業されてから「だいたい」2年とおっしゃる、どこか不思議で気になるお店。

何年何か月と明確に言えないのは、看板も出す前に何となく営業し始めてしまったから、だそうですが。。。こんなことをおっしゃったお店は初めて。笑

お店の雰囲気もパッと見た目は、小綺麗でオシャレなお店。

ところがその奥にあるグランドピアノ、日本の古き良き時代を象徴するような精悍な顔つきのスピーカー パイオニアCS-770とその上に載せられた通称ランドセルが醸し出す雰囲気、部屋全体との調和感が何とも味わい深く、これも一言では言い表しにくい。

看板にジャズは掲げず、シンプルにBarとだけ名乗られたこのお店。

居心地の良さを演出するために本格的なジャズを鳴らすというだけなら、最近の流行りと言っていいと思うのですが、それにしては、時々ご開催されるライブの出演者の顔ぶれが濃いし、渋い。

例えば、皆様ご存知の重鎮 大口純一郎さん(p)や宮崎のcafe take5(テイク・ファイブ)のマスターご夫妻のご子息で名古屋を拠点にご活躍されている後藤浩二さん(p)達を始めとしたラインナップはそれだけでも十分通好みですが、更には熱狂的なファンがいらっしゃることで有名な北九州出身のピアニスト 工藤隆さんが3daysソロ・ライブを行うこのお店。

ちなみに工藤さんと言えば、少し前まで九州発の活きのいいピアノ・トリオが活躍していたことをご存知でしょうか?

その名をDouq(ドウク) Trioと言いますが、工藤さんをリーダーに今が盛りとご活躍されておられる丹羽肇さん(b)、菅原高志さん(ds)が加わった強力なトリオで、九州のジャズ・スポットを巡っている中で何度も聞かされた名前。

このトリオのファイル・ライブ@福岡・New COMBO(ニューコンボ)を少し音量を上げて聴かせていただいたのですが、白熱した3人のやり取りには思わずイェ~!と呟かされ、工藤さんの柔らかいピアノの響きにも驚嘆。何ともご機嫌なこと!

真空管アンプで鳴らされるCS-770とこのお店の空間とのマッチングの良さも相まって、臨場感豊かなこのアルバムをとても楽しませていただきました。

そして極めつけは、このお店を一人で切り盛りされておられる元気で明るいママ!

常連さんからはお名前で愛さんと呼ばれることが多いそうですが、その笑顔の素敵な外見の良さに騙されてはいけません。

初訪問で緊張しながら会話を進めていた私を一気にリラックスさせた冒頭の発言といい、飾り気なくストレートに語られるお言葉には思わずドキッとさせられたりしますので、くれぐれもご用心を。笑

まだお若いのに既にこのママぶり。。。この先10年20年と年数を重ねられ、貫禄が出てきた時の愛さんが楽しみでなりません。

そしてそんな風に思い始めると、このお店が西鉄大橋駅から徒歩約5分の近さにも関わらず、住宅街のマンションの1階でまさに隠れ家的であることや同じく大橋駅のすぐ目の前にあるゴルビーさんと対象的なお店であること、定休日に「+不定休」と書かれてみたり、Barを名乗られておられるにも関わらず営業時間が下記FBのとおり喫茶店みたいであること(注)等々、何もかもが愛さんらしい気がしてくるから、やっぱり不思議です。

尚、愛さんのご主人はジャズ愛好家でまだお勤めをされておられるそうですが、先にご開業された柳川のCafe' de SATOのマスターの後輩だとか。。。そんな不思議な縁まで加わるこのお店。

このどこか不思議な感覚はちょっとクセになりそう。

次回は腰を据えて訪問させていただきますので、引き続きよろしくお願いいたします。


また、このお店の情報を教えてくださったA・Iさん(インスタアドレス:randy_rhoads0511)。。。いつもながら、ありがとうございました。

【駐車場:有(1台)  喫煙:室内席は不可、テラス席は可】


(注)一度訪問した人ですら迷子になるお店の場所、駐車場の空き状況等々、ご訪問の際にはご確認の電話を入れられることをオススメします。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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