岐阜・Coffee&Jazz Famous Door(フェイマス・ドア)20/02

岐阜市内にあるCoffee&Jazz Famous Door(フェイマス・ドア)さんは、今年でちょうど20周年を迎えられた老舗のジャズ喫茶。

朝から開けて夕方には閉められるという九州のジャズ喫茶では聞いたことのなかった営業形態のお店なのですが、その大きな要因はこのお店の立地環境によるもの。

というのも、このお店のある場所は岐阜市役所と岐阜中警察署の間に挟まれた市内の中心部で、お客さんが一番見込めるのは平日のモーニングとランチだから。

ジャズ喫茶と言えばということで、いつもどおりカレー・セットを注文させていただきましたが、これがご自慢の特製黒カレー。

少し辛目でクセになりそうなこの逸品。さくっと美味しく平らげてしまいましたが、その注文してから出てくるまでのスピードの早さにはほとほと感心。

これまで九州のジャズ喫茶を巡っていて考えたこともなかったのですが、なるほどランチ・サービス激戦区で勝ち残るためにはこうでなきゃいけないんだ、と改めて納得(注)。

しかし、そういう日頃ジャズを聴かれないお客さんをターゲットにしておられるお店にしては、流れているジャズの音量がほんの少し大きい?

ただ驚くべきは、この天井付近に置かれたJBL4312がふわっと軽やかないい音を奏でていて、全くうるさくないこと。そして、いつも思うことではありますが、やはりこのお店、このマスターの音になっているということ。

一般的には押し出しの強い音を得意とするこの銘スピーカーが、鳴らす機器のチョイスやセッティング、お店の空間とのマッチング次第でこんな音も出せるのですね。。。これなら普段ジャズを聴かれないお客さんでも不愉快な感じはほとんどしないと思いますし、ジャズ愛好家にとっても気持ちのいい音。

それでも、マスター曰く「たまにお客さんから音量を少し下げてほしいと言われることがある」とのことですが、「たま」で済んでいること自体がスゴいことだと思います。笑

マスターにお話を伺っている中で、私のプロジェクト・リ!トレーンの話もしたのですが、その後おもむろに鳴り出したが、何とクレッセント?!

サービスしていただいたのは有難いことですが、まだお客さんもたくさんいらっしゃるのに、コルトレーンの中でもこんな重いアルバムをかけても大丈夫なんだろうか?と、慌ててマスターの方を見た私。

これぐらいなら、大丈夫!と少しはにかんだような笑顔でお応えくださったマスター。

マスターは現在65歳ですので、京都で学生時代を過ごしておられた頃はまだジャズ喫茶の華やかな時代。そんな中でジャズ喫茶に通っておられた方の感覚はやっぱり違うなぁと、感心しながらも感謝した次第です。

ちなみに、ドラムが大活躍する最後の曲The Drum Thingで魅せた底力は、さすがJBL4312。ドラム・ソロが気持ち良く響き渡っていました。

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】

【追記】九州から離れると途端に心細くなる私ですが、今回は一人のジャズ冒険者として頑張っている事例を紹介させていただきました。笑

ちなみにこの後、昔よく通っていた岐阜・金華山近くにある画廊 なうふ現代さんを久しぶりに訪問し旧交を温めてきたのですが、それも含め、いい一日となりました。

かなり長い時間、滞在させていただいたのですが、ゆったりと心地良く過ごさせていただき、どうもありがとうございました。

また伺った際には、よろしくお願いいたします。


(注)よくよく考えてみれば、福岡・天神のJABさん、熊本・八代のミックさん等はランチ営業をされておられますが。。。その時間帯に訪問したことがなく、気にしたことがありませんでした。

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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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