板橋文夫スペシャルトリオ+纐纈雅代、高岡大助ライブ@北九州 黒崎・風土 17/11

私の秋のジャズ祭り第二弾(注)は、板橋文夫さんの2017秋 Special TRIO+ 西日本大TOURの九州最終公演。北九州・黒崎の風土さんに行ってきましたが、今日も本当に良かった!やっぱり、ジャズ喫茶/バーのマスターおススメ・ライブにハズレなし!です。

大入り満員のお客さん、約35人に対する演奏者は 板橋 文夫(pf)、瀬尾 高志(b)、外山 明(ds)、纐纈 雅代(as)、高岡 大佑(tuba)で、板橋文夫オーケストラの小型版みたいな豪華メンバー。狭い風土さんは客席もステージも超満員。


そんな中、始まった1stセットで一番鳥肌が立ったのは、大音量の混沌(カオス)を強烈に印象づけた各メンバーのかそけき音、その応酬、そして、静寂。。。

特にGray&Yellowというバラードで、チューバの高岡さんが魅せつけた絞り出すようなかそけき音は本当に見事。そして、そこに雰囲気いっぱいのかそけき音で応えるドラム、ベース、ピアノ。じわじわ ゆっくり少しずつ盛り上がる音楽。大きく盛り上がりを魅せた後、やわらかなエンディング。拍手も起きてこれで終わりかと思いきや、また少しだけかそけき音の応酬が始まり全員が満足したその瞬間。。。訪れた至福の時。まさかまさか、フリージャズのライブで、お店のどこかで鳴っているモーター音すら音楽の一部になるような静寂を聴けるとは。。。 

休憩時間にチューバの高岡さんが知人とされていた話「ブルースでいつもならみんなすぐに入ってくるのに今日は誰も入ってこないんで、何があったのかとさっきみんなに聞いてみたら、聴き惚れちゃった、だって。。。苦笑」が聞こえてきたのですが、納得です。

あと、楽器って様々な音が出せるものなんですね。。。これも特にチューバですが、吹きながら歌う・しゃべるとこんなに特殊な面白い音、バルブを回すとキュルキュルという効果音、指で弾くと打楽器。。。かなり驚きました。


ヴァイオリンがゲストで入った2ndセットは、魅せることに長けた役者揃いのメンバーが繰り広げる板橋劇場。

暴れて叫ぶ板橋さんの顔が決まっていること!更には突如、大きなアクションながらも繊細で優しい音を出して揺さぶりをかける板橋さんのピアノ、大きなアクションそのまんまの深くて激しい音使いをするベースの瀬尾さん、的確にリズムを変え、テンポを変え、音色を変え、みんなを支えるドラムの外山さん、尺八みたいな音から魂の叫びのような音まで幅広い表現力で訴えかける纐纈さんのアルト・サックス、男らしい雄叫びのようなカッコいいソロ を魅せつける高岡さんのチューバ。

そして、彼らを土俗的なお祭りに引き込んだのが、ゲスト・ヴァイオリ二スト、本職は教会の牧師 谷本 仰さん。大真面目で立ち回り、唸り、踊り狂っている姿を見て、みんな引きづられて狂乱していく。。。いい歳をした大人達が真剣に祭りを楽しんでいる様は狭いお店の中を非日常空間に変えていき、最初はおとなしかったお客さんも最後は大盛り上がり。最後の最後はメンバー全員が鳴らしたい放題鳴らして、大きな混沌を作って大円団。。。。いやぁ、本当に楽しかった。あまりにも良かったので、またCDを買ってしまいました。

これもチューバの高岡さんですが、サインをいただく時に、こんなジャズもあるんですね!と感想を述べたところ、ジャズかどうかわからないけど、楽しいのが一番でしょ!とのお言葉。こんな演奏を魅せられた直後なので、説得力抜群でした。

マスター、大盛会、おめでとうございました。そして、どうもありがとうございました!


私の秋のジャズ祭り第三弾は、明日のZEK3@Jazz Inn New COMBO。連チャンとなりますが、楽しみです。


<2018.6.2追記>この日、私の前に立って聴いていたお姉さん。小声ですが絶妙のタイミングでイェ~と唸られる。何とカッコいい常連さんだろうと感心したのですが。。。このお姉さんがジャズ・ピアニストだったことが判明。笑

以前、リバーサイドさんで聴いた沖至さんの時もジャズ・シンガーのお姉さんで、あの時にも思いましたが、あんな小粋なイェ~が唸れるようになりたいものです。


(注)宮之上貴昭トリオ@ブラウニー、今回の11/14(火)板橋文夫@風土、11/15(水)ZEKトリオ@ニューコンボ11/19(日)菅野邦彦@いとう12/10(日)梅津和時@ドルフィーズという豪華ラインナップ。いい感じで進んでいます。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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