昨年初、一度ご休止された後、ご復活されたマスターでしたが、遂に今回、ご勇退のご決断をされました。
21歳の上京後、お仕事の関係で49歳の時に生まれ育ったこの地に戻られたマスター。「もしこんな感じのいい場所があったら、そこでジャズ喫茶をやりたい」と例に上げたまさにその場所でご開業されたのが60歳の時。それから約9年、本当にお疲れ様でした。
熊本に転勤した私にとって一番遠いお店の一つだったこともあり、ご復活後はほとんどその機会を作れなかったのですが。。。こうなってみると、もっと色んなことを教えていただきたかったなぁ、と惜しくて仕方ないのが本音です。
でも、楽しく濃密な時間を過ごさせていただき、色々教えていただいたこのマスターには感謝の言葉しかありません。
今回も聴かせていただきましたが、このアート・ペッパーの名盤等を銘スピーカーJBL4343をウエスギの管球アンプUT-50というシステムで気持ち良く聴かせていただいたこと。
私の愛聴盤の一つとなっているチェット・ベイカーのNo Problem等の裏名盤を教えていただいたこと、焼きカレーがとても美味しかったこと、昨年一番聴きに行ったライブとなった藤山"E.T."英一郎(D)&小森陽子(Org)さんをご紹介していただいたこと。
そして、ジャズで大切なのは「対話」と教えていただいたこと。
全てがありがたくもいい思い出です。
元々ドラマーのマスターですが、その一番好きなドラマーは先のアート・ペッパーの名盤にも参加していたフィリー・ジョー・ジョーンズ。
ということで、ご勇退前に聴かせていただいた最後のアルバムは、フィリー・ジョー・ジョーンズが参加した名盤「クール・ストラッティン」。
有名な1曲目だけでなく、このアルバム全体がいい出来だし、3曲目もいいよね。この曲なんかも学生時代、吉祥寺のファンキーのパラゴンでよく聴いた。あのパラゴン、復活したらしいね。
これからはまだ行ったことがない所も多いし、全国放浪の旅に出ようかな?
パラゴンつながりだけど、札幌のジャズ喫茶ジャマイカさんには毎年行っているので、今年も行かなきゃ。
福岡から札幌に飛ぶ時は往路は右、復路は左の窓側の席が最高。昔、登山をしていたこともあるけど、能登半島、立山連峰、うまく行けば富士山等が見えるから。
等々。。。陽気なマスターのおしゃべりはいつもどおり楽しく、いつまでも続く。
マスター、短い時間でしたが、色々お世話になり、また学ばせていただき、どうもありがとうございました。
くれぐれもお身体を大切に。でも、またどこかでお会い出来そうな気がしますので、その日を楽しみにいたしております。
【追記】いつまでも あると思うな、ジャズ喫茶
やっぱり好きになったお店、このお店!と思ったお店には、通える時に通いましょう。涙
尚、このお店は3月4日以降改装に入り、4月下旬にメンバーが変って再オープンされるご予定です。
このお店の近くにある和布刈(メカリ)神社から撮った関門大橋。。。抜けるような青空が目に染みた1日でした。
これまでの六曜館GIGさんの記事
①17/12 E.T.&小森17/12 ②18/02 ③18/03【祝!ご復活】 E2+徳永(g)18/06
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