熊本・大津(オオヅ)町のHello♪Dolly(ハロー通り)さん。(HPはこちら)
素朴な味わいが魅力のママ。
淹れ立ての珈琲を薪ストーブの炎を眺めながら飲む幸せ。
幸運な時はマスターのギターや三線まで聴ける贅沢が味わえるお店。
私がいつも注文するのは、マスターの苗字である田島とタージマハールを引っ掛けた通称「タージマ・カレー」のセット。
「昔、ジャズ喫茶の名店は、カレーに思い入れがあった。ジャズ喫茶とカレーは相性がいい」と語るマスターご自慢の逸品。
この店のゆったりと温かい雰囲気を支えるのは、カウンター正面で心地良い音楽を奏でるフルレンジ・スピーカーJBL LE8T。そのピアノの柔らかい響きや立ち昇る音の空気感は絶品。
加えて、このコロナ禍自粛中、ステージ横に巨大ホーン・システムまで組み上げ、絶賛稼働中。
この店のライブは、マスターのジャンルや売れているか否かを問わずいい音楽はいいという持論と交友関係の広さからジャズ、フォーク、ブルース、インド音楽等、極めて多彩。
更には、子供達の山の学校も開催する独立独歩の店。
ちょうど今、1999年の開業以来、初の大きな転換期。
2020年の春、その当時の記事(下記)では伏せていましたが、実は山で大災難に遭遇し、九死に一生を得たマスター。
これまでずっと縁の下の力持ちに徹してきたものの、改めて弱者への思い遣りの大切さに気づいた。自分自身をもっと表現したくなった。
等、心境に大きな変化があった様で、今後の更なる進化には乞うご期待!です。
尚、私が出版している九州ジャズ・ガイドは、このマスターにいただいたキッカケとアドバイス、そして叱咤激励の賜物。
これまでお世話になったことも含め、心から感謝しているお店でもあります。
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【以下、2020/09の記事を転載】
熊本は阿蘇の手前の要所・大津(オオヅ)町にあるHello♪Dolly(ハロー通り)さんがここに来て、ようやくご復活!
ここまでご復活が遅れたのはコロナ禍ではなく、とある事情によるのですが、私にとって大切なホームグランドのご復活。待ちに待っていたニュースに心から歓喜。
ご再開を告げられたお店のFBを読んだその晩、即飛んで行ったのですが。。。お店に着いてから気づいたことに、その日は火曜日。久しぶり過ぎて、休業日も忘れていました。笑
今回のご復活に当たって、外壁や内装をリニューアル。
カウンターやテーブルにはシールドを設けられ、ママもマスク姿で終始ご対応いただく等、コロナ禍対応も万全。
しかもそれだけでなく、店名も元の英語のHello Dollyを前面に出される等、心機一転?新たなご出発。
恒例のサインをお願いしたところ、「ちょっと待っててね!」とママと私を残して事務所に消えたマスター。
凝り性な方だけに、またスゴいものを書いておられるに違いないとは思っていましたが。。。さすが!の一言。
渡辺貞夫さんを心地好く聴きながらいただいたこのお店ご自慢のタージマ・カレー。
本稿のタイトルを【待望!お店のカレー】に変えてしまってもいいかも?!
あまりの懐かしい美味しさにお代わりを頼みそうになりました。
しかし、そうはさせじ!等と考えられたはずもないのですが、いきなりマスターが掛けられたのがこれ、キース・ジャレットのケルン・コンサート。
このレコードと言えば、ケルンの会場さながらの緊迫感を再現された熊本・八代のファーストさんにおける夜更けの名演が忘れられない名盤ですが。。。
JBL LE-8Tのフルレンジ・ユニットのスピーカーからたんたんと流れるキースのピアノ。
これが、【待望!お店のジャズ】というタイトルに相応しい美しさで、オーディオ再生の奥の深さを改めて感じさせられました。
また今回初めて伺ったのですが、マスターはキースもお好きで20数枚レコードがあるのだそうですが、そこから転じた話題が天草出身でそのキースやチック・コリア等と共演されているマリンバ奏者ミカ・ストルツマンさん。
(下記はその夫で世界的クラリネット奏者リチャード・ストルツマンさんとのDUOを紹介したYouTubeです。)
デビット・マシューズさんを始め、顔の広いマスターとママですが、このミカさんの話等※も興味深く教えていただいた次第です。
※このお店に来ると話がジャズに留まらないことが多く、今回はこんな懐かしい映画の話にも。笑
ということで、これからもまた気ままにお世話になります。
引き続きよろしくお願いいたします。
【駐車場:有、喫煙:不可】
~もっとHello♪Dolly(ハロー通り)さんの雰囲気を知りたい方はこちらへ~
もちろん、先日発売したばかりの「総集編」にも掲載されておりますので、よろしくお願いいたします。
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