熊本・南阿蘇にあるWoodside Basie(ウッドサイド ベイシー)さんにも引っ越しご挨拶に行ってきましたが、今回わかったこと。。。それは、このお店のマスターは本物の「わさもん」!
「わさもん」とは熊本弁で新しいもの好きな人のこと。熊本の人は元々新しいものが好きな人が多いらしく、新製品の地方調査の場所として熊本が選ばれ、熊本で見向きもされないものは売れない、というのは有名な話。
さてマスターは今回、一体何に飛びついたのか?
それは、ブルーレイ・オーディオ、24bit、192KHzの世界。
正直なところ、マスターが得意げにご説明されるのを聞きながらも、もう旬は過ぎ去ったフォーマットだよなぁ等と思っていたのですが、実際の音を聴いてびっくり!!!
わかりやすい音源ということで、編成の大きいオーケストラを選択。チャイコフスキーの交響曲第6番「悲愴」をかけていただいたのですが、目の前に現れたのは腰が抜けそうなぐらいリアルなコンサート・ホールにおけるオーケストラの音像。
元々、このお店は空間も含めたシステムのポテンシャルが極めて高く、以前同じくチャイコフスキーの交響曲第5番や序曲1812年を聴いて驚かされた経験もあったので、同じ演奏のCDを慌ててかけていただいたのですが。。。もう、レベルが全く違う。
CDも素晴らしい音像ではあったのですが、こうやって比べてみるとやはりオーディオ。表わしているのは雰囲気。それに対し、ブルーレイ・オーディオが表わしているのは録音されたホールの空気そのもの。
それ故に、逆に音の横の広がりのなさが気にかかり、これだけ広いお店の空間に対し、横幅がもう少し広いと良かったのに!とスゴく贅沢な不満を覚えた次第です。笑
とてもじゃないですが、こんな音が目の前で鳴っていたら、もう何も出来ません。コンサート・ホールで集中して聴くのと全く同じ姿勢で全曲1時間弱を聴き通し、最後のpppppが空間に立ち上り消え去るまでしっかり聴き、一呼吸置いて、ブラヴォー!拍手。
見えない指揮者のヴァレリー・ゲルギエフとウィーン・フィルに賛辞を送ってしまいました。
あとはレコードに戻って、ブルー・スエットを原盤でいつものいい音で聴かせていただき、いい気分のままお店を出ました。
ブルーレイ・オーディオについては、そもそも発売されているソフト自体が少ない、あっても高価という問題が残っていますが、それでも、このお店を訪問する楽しみがまた増えたのは間違いありません。
あとこの日は「スメル・スウィート」というブラジルの珈琲を飲ませていただきたましたが、これがまた独特で面白かったです。
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