鹿児島いちき串木野・JAZZ & AUDIO喫茶 パラゴン ③18/02+18/09,19/01


鹿児島のいちき串木野にあるJAZZ & AUDIO喫茶 パラゴンさんは今年42年目を迎えられた老舗の繁盛店であり、今回の九州ジャズロード(初版)踏破ツアーの最後に訪れたかったお店。

鹿児島中央駅から南九州西回り自動車道等を通って串木野ICで降りれば、車で35分程度と思っていたより近いことが今回よくわかりましたが、どっしりとした外壁のレンガとツタが風情を醸し出すこのお店、到着すると何だか心が落ち着きます。

ご挨拶もそこそこに早速注文させていただきましたが、いつもながらに美味しい自家焙煎の珈琲と手作りデザート。

このお店が繁盛している理由の一つだと思いますが、ディナー・タイムが終わった辺りから増え始めたお客さんを見ていると、やはり珈琲と一緒にデザートも注文される方が多いようです。

次に、日頃はBGMとして心地良く鳴っているパラゴン。。。

このパラゴンの真価が一番わかるのは日曜22時からのフルボリューム・タイムですが、今回は前回と違って土曜日。そこはちょっと、残念。

でも何より、ジャズとオーディオだけでなく、喫茶店という商売に対しても同じように理想を追い求めて努力を惜しまれないマスターの真摯で誠実なお姿、そのきびきびとした応対の美しさにとても魅かれます。。。

お客さんがひっきりなしにいらっしゃいますので、ジャズについて、オーディオについて、じっくりマスターのお話を伺う時間が持てないのは残念ですが、それでもお忙しい合間を縫って、色々お話をさせていただきました。

その中には名古屋でジャズを広めた内田修さんという方の本のお話があったり、前日の鹿児島市内の明日の地図さんやさっき行ったばかりの伊集院のRag Timeさん等でずっとその名前が挙がりっぱなし!の鹿児島ジャズ界を牽引されておられる若手ピアニスト 松本圭使さんと私がずっと聴きたくて仕方がないサックスの宮里陽太さんのDUOライブを駅でやるといったイベントのお話もあったり。

「お店を営むということは体を張らないと出来ない」という厳しくも真理であろうお言葉は特に印象的でしたが、その他にも含蓄に富んだお話を伺うことが出来、ともかくありがたい限り。。。そもそも基本的にマスターは饒舌な方ではないと思うのですが、徹底した「おもてなし」の精神とその細やかなお心遣いが本当に嬉しかったです。

その後、約4時間の長距離ドライブを経て、帰宅。ホッと一息ついて飲んだパラゴン特製焙煎珈琲の美味しいこと。

マスターにおっしゃっていただいた「私も時間があったら、色んなお店を回ってみたい。(各お店のマスター・ママにサインしていただいた)この『九州ジャズロード』は宝ですね」というお言葉を思い出しながら、頑張って踏破して良かった。。。としみじみと喜びをかみ締めた次第。やっぱり、このお店を最後にして良かった。笑

マスター、今回もどうもありがとうございました。季節の変わり目でもありますので、くれぐれもお体にはお気をつけください。

【駐車場:有、喫煙:可】


【2018.10.3追記】鹿児島弾丸ツアー2018Sep.の最後のお店として再訪したのですが、到着したら、びっくり!

お店の前の駐車場はもちろん、道を挟んだ駐車場も満車。お店の入口には入店待ちのお客さん?!こんなジャズ喫茶、見たことがない!苦笑

パラゴンさんの白熊が絶品であることは昨年の記事でもアップしたとおりで、確かに私自身、それを楽しみに伺ったのですが、行った時間もタイミング的には最悪のおやつが欲しくなる時間。

5組程待った後、カウンター席にご案内いただきましたが、マスター始め、お店中の店員さんがてんてこ舞い。。。マスターとも目でご挨拶するのがやっとで、とても会話などしている余裕もなく、入れ替わり立ち替わり入ってくるお客さんに気を配り、次から次へと入るオーダーにご対応されるマスター。

このお店で白熊を出されるのは夏至から秋分の日までですが、あまりの繁盛ぶりに仕込み時間が取れなくなったそうで、この9月は閉店時間を19時に変更されたのだそうです。

帰り間際、ほんの少しだけマスターと言葉を交わさせていただきましたが、ボソッとおっしゃった「こんなの、ジャズ喫茶じゃないよね」という一言が強烈に印象に残りました。

尚、この途切れることのない大量のオーダーを前にしても、丁寧さを保ちつつもテキパキとこなしていかれるマスターの所作は相変わらず美しく、本当に感心してしまいました。ただその半面、そのお身体が心配になったのも事実。

前回訪問した時、マスターの「お店を営むということは体を張らないと出来ない」というお言葉に感銘を受けたとは言え、マスターがいらっしゃってのこのお店。

「少し落ち着かれた頃にまたゆっくり来ます!」と言ってお店を後にしましたが、くれぐれもお身体を大切に。


【2019.2.1追記】2019早春・八代~鹿児島・超強行弾丸ツアーの2日目。

前回は上記のとおり、白熊シーズンでマスターとまともにお話することも叶わなかったので、今回はとても楽しみにして伺いました。

改めてわかりましたが、やっぱりこのお店はお客さんの回転が早い。。。でも今回は、お忙しい中にも関わらず、色々とお話させていただきました。

先日惜しまれながらも閉店した福岡・古処さんの話からこのお店のJBLパラゴンが初期型でハーツ・フィールドと同じ16Ωの業務用であること、基本はハード・バップが好きだけど板橋文夫オーケストラ等もお好きなことを教えていただいたり、先日残念ながらご逝去された片山広明さん(ts)が特にお好きで、2~3回演奏してもらったけどもっと来てほしかったと山ほどのCDをご紹介いただいたり。

また、あるCDの話から「やっぱりジャズはある程度の音量が必要だよね」と、さらっと本質的なご発言があったり。。。

やっぱり、このマスターとはお店を離れたところでじっくりお話を伺いたい、その奥深さにもっと触れてみたいと切に思った次第です。

また、私のことをいつも覚えていただいている従業員さんがちょっとした私の質問に一生懸命お応えくださって、感激。。。マスターだけでなく、こういう素敵な従業員さんがいることも、九州ジャズ☆スポットNo.1繁盛店の秘訣だと改めて感心してしまいました。

いつもながらマスターのお気遣いに感謝しながら、次のお店、日置・伊集院のらぐたいむさんに向け、出発しました。


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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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