MAYUMI&E-Threeライブ@熊本・酔ing 18/07

福岡・井尻のALFIE(アルフィー)のママご勇退記念ライブにも聴きに行った福岡の人気歌姫 MAYUMIさんが、あのE2ならぬE-Threeと「競演」するということで、熊本・下通りから少し外れた所にある酔ing(スイング)さんで観戦してきました。

まずは、E-Threeですが、お馴染みのE.T.さん(Ds,藤山英一郎さん)こもちゃん(Org,小森陽子さん)のE2に加わるもう一人はSaxの浦ヒロノリさん。。。この方は以前、福岡・春吉のニュー・コンボさんで行われたE.T.セッションの際、飛び入りと言いながらも美味しい所をかなり持っていった華のあるプレイヤー。

一度まともに聴きたいと願っていたのでようやく実現した形でしたが、最初のE-Threeだけのインスト、マル・ウォルドロンの「キャット・ウォーク」からいきなりアクセル全開!

浦さんが「E-Three」=「E.T.セッションの三人目のプレイヤー」として認知されている意味がよくわかる、それこそE2の二人も顔負けの飛ばしっぷりに、負けじと呼応するE2の二人。

その爆演ぶりにはすっかり満足してしまい、もう今日はこれだけでいいかも?と思ったぐらいですが、まだ1曲目でした。笑

この後、MAYUMIさんが梅雨明けの夏らしい雰囲気で颯爽と登場。

これまでの私のイメージのMAYUMIさんは、宮之上貴昭トリオのゴキゲンなバックに軽やかに乗って自由闊達に歌う姿であり、先日のPAPA&SONの温かいバックに寄り添うように歌う姿で、アンサンブルの調和・美しさを大切にする、見た目どおりの「かわいい」歌い手さん。

ところが今回の相手はE-Three。。。何せ、「共演」者は存在せず、「競演」者が存在するのみ?

熱くなったが最後、どこまでも独走してしまうE.T.さん。常識人に見えて、実はE.T.さんよりもっと悪ノリする油断出来ないこもちゃん。美味しい所があったら、あっさり全部持って行く浦さん。

この三人の基本は、容赦のない熱い熱いパワー勝負。

さて一体、どうなることかと思っていたら。。。何と何と、MAYUMIさん。その歌・声を「楽器」として扱い、真っ向からパワー勝負!

いやいや、恐れ入りました。これまでとは、全くの別人!

バックに合わせて変幻自在に身のこなし・雰囲気を変えられるテクニシャンが、パワー勝負でも負けない自信に支えられたら、これは強い。。。MAYUMIさんって、こんなにたくましくパワフルな歌い手さんでもあったんだと心底驚かされました。

そしてその結果、生まれた4人の全力の演奏は。。。怪獣大戦争。笑

全員が出せる力を出し切った先に生まれる調和の妙。全員が同じように高いレベルに到達した時に成り立つ絶妙なバランス。うまくハマった時は、聴いていて気持ちいいこと、この上なし。

そして、MAXの盛り上がりをこの高みまで持って行けるのならば、その演奏の振れ幅を限りなく広く設定出来るのは自明の理。

恋の切なさを描いたスタンダード・ナンバーの世界から山下達郎のライブを彷彿させる歌とバックが混然一体となってカッコいい世界まで、様々な光景に魅せられました。

E.T.さんの長く熱いソロ中、更に煽ったMAYUMIさんの合いの手も素敵でしたし、何よりそれぞれ全員が決めるべきを決め、抑えるべきを抑え、サポートするべきをきっちりサポートし、突撃する時は躊躇なしに全力で行く(笑)というメンバーの対話ぶりも実にお見事。

そして、この日もう一つ特筆しておくべきは、身体中から湯気を出しながらずっと頑張っていた浦さんのインタープレイ。。。MAYUMIさんとのコラボは初めてらしいのですが、その「かわいい」には「かわいい」で返し、「カッコいい」には「カッコいい」で絡み、その終始息の合った二人のプレイはこの日の白眉。

挙句はエッグシェーカー(卵型のマラカス)を振って、E2の伴奏をする二人。。。次の写真は、じゃんけんしている訳ではありません。笑

最後にこの日のMAYUMIさんはMCも絶好調?「ジャズ上手、アドリブ上手になるために、ギャグ上手になりたい」との迷言も披露し、E.T.さんや顔馴染みのお客さんからツッコミが入りまくっていましたが、全てを含めて、とても楽しく充実した一夜でした。


尚、先日のE.T.セッションでも書きましたとおり、E.T.さんのCDが発売間近!

この日、MAYUMIさんと浦さんが異口同音で語った言葉「ともかく熱いアルバム」。。。その録音メンバーでもある浦さんにお聞きしたところ、Sax4本の重ね録りなんていう普通あり得ないこともやっているアルバムとのこと。

どんな出来なのでしょうか?焦らされているだけに、期待感、いっぱいです。

あとこの日、お洒落で少しお茶目な雰囲気をお持ちのご夫婦とたまたま相席させていただいたのですが、少しお話させていただいたところ、何と北九州・小倉のマックス・オーディオのオーナー。。。マックス・オーディオさんと言えば、北九州・若松のハンコックのマスターからその開催されるイベントも素晴しいこと等、よく噂を聞いていた九州を代表するオーディオ屋さん。

ちなみに私はオーディオ・マニアの端くれですが、出来るだけオーディオ屋さんには近づかないようにしていました。。。私にとって、魅惑的なオーディオほど、世の中にキケンなものはありませんので。笑

でも、これも縁・サーフィンの流れだとすれば、きっと気持ち良く乗ると新しい世界が広がっているのでしょうし、遠くなっても北九州が呼んでくれるのなら、やっぱり行かなきゃ!です。

また機会を作って伺いますので、その節はまたよろしくお願いいたします。


(※)E.T.sessionのこれまでの記事

★藤山"E.T."英一郎&小森陽子DUO@六曜館GIG 17/12:紹介

★E.T.SESSION feat.西尾健一@ニューコンボ 18/01:紹介

★E2+徳永英彰(g)@門司港・六曜館GIG 18/06:紹介

【ジャズ・アルバム紹介】 E.T.session Vol:1:紹介


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九州ジャズ・ロード巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。

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