【紹介:やっぱりジャズはジャズ喫茶で聴くに限る。と思う店】熊本・Jazz Inn おくら 22/09

 市内一の繁華街・上通りのアーケード街を抜けた所にある40年超の老舗ジャズ喫茶 Jazz Inn おくらさん(お店のHPはこちら、FBはこちら)。


踏み入れれば外の喧騒を忘れ去り、非日常の世界に浸れる貴重な店。

飾らないさり気なさが魅力のマスター。



やっぱりジャズは、ジャズ喫茶で聴くに限る。



そんな当たり前のことをしみじみと思う店。

心地好く浸っていると、時が経つのをすっかり忘れてしまう店。



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【以下、2018/08の記事を転載】

熊本市内のアーケード街 上通りを抜けてすぐにある老舗 Jazz Inn おくらさんは、今、私が常連さんになろうと出来る限り通っているお店。

福岡時代のJAB(ジャブ) さんBrowny(ブラウニー)さんのように職場から自宅までの間にお店がある訳ではなく、車で30分以上移動しないとこのお店に辿り着けないのですが、それでも行きたいと思わせる雰囲気・居心地の良さ、じっくり聴ける/浸れるジャズがあるお店。

お店に足を踏み入れただけで、喧騒を忘れることが出来、ホッと一息つけるお店。非日常の世界に誘ってくれるお店。。。やはり貴重です。

そして最近、このお店でのお気に入りは、チキン・カレー・セット。

熊本転居以来、ご近所でいつもよくしていただいているハロー通りのマスターがおっしゃった言葉「ジャズ喫茶のカレーには思い入れがこもっている」を聞いて以来、どこのお店に行っても気になるようになったのですが、このチキン・カレーもそんな逸品。

さて、このお店のマスターですが、まず何よりとても寡黙な方。もちろん話し掛ければ色々答えていただけますし、教えていただけますが、やはり基本的にはおしゃべりな方ではありません。。。どこのおしゃべりなマスターか忘れましたが、おっしゃっておられました「俺とおくらのマスター、足して2で割ったらちょうどいいんだけどなぁ」。笑

つい先日までは、そのとおりのマスターしか知りませんでした。ところが!

この日はお盆休みで熊大ジャズ研の現役+OBの総勢約10名様がご来店。みるみる間にお店の席が埋まり、その空間にいる人全員の平均年齢が20歳前半のおくらさん!あり得ない。。。

マスターの前のカウンター席に座ったのは、ジャズ女子3人でしたが、時間が経ってふと見たら、あのマスターが身振り手振りまで交えて楽しそうに会話している?!

確かに相当かわいい子達ではありましたが、まさかあのマスターまで籠絡してしまうとは。。。恐るべし熊大ジャズ研女子。笑

ちなみに、私が少しお話させていただいたのは、席の近くの席にいたイケメン男子二人、N部長(sax,fl)とGさん(ds)。

熊大ジャズ研は現在30人程度のメンバーで頑張っておられるようで、私の好きなピアニストの園田智子さんもそのやる気をご評価されておられるようです。

何故、園田さんかと言えば、Restauant & Live Bar CIB(キ−ブ)さんというお店でドラムのGさんが、月に1度ご一緒にセッション・ホストを務めておられるとお聞きしたからなのですが、若い人達とジャズの関わり方にも興味があるので、是非一度聴きに行ってみたいと思います。

尚、私がマスターとこれまで交わしてきた会話と言えば、この日も流れていたDVDに関して(注1)とか、このお店の管球アンプが八代・ミックさんでもお馴染みのラジオクロネコさん製であること(注2)とか今後のおススメ・ライブ(注3)等々ですが、どうやっても、マスターが身振り手振り付き笑顔になってくれるような話ではなさそうです。笑

いずれにせよ、ちゃんとこのお店の常連さんになれるよう、引き続き通います!

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】

(注1) AVシステムをジャズ喫茶/バーに持ち込んだのは、九州中でも最も早かったのでは?とのことでした。というのも、ランプが切れたので電気屋さんに行ったら、出たばかりのレーザーディスク・プレイヤーが売ってて、そのまま導入されたとのこと。南阿蘇・Woodside Basie(ウッドサイド ベイシー) のマスターもそうでしたが、ここにも「わさもん」発見!です。笑

ただ、「このシステムで聴くと、結構音もいいですね」と言ったところ、「ちゃんと録ったやつはいいけど、映像でごまかされる部分があるからね」と至って、シビアなお答え。この辺りのマスターのクールなご判断もこのお店に魅かれるところです。

(注2)このお店のJBL4333Aからいい音を引き出しているこのアンプはお父さんではなく、息子さんの作品とのこと。尚、お父さんの作品は、昔、出力の小さいのを聴かせてもらったことがあったそうですが、そちらは傾向が違い、澄んだいい音だったそうです。

(注3) 現在のところ、マスターのおススメ・ライブで実際に伺えたのは、栗渋[渋谷毅&栗田妙子]二重奏[金澤英明&栗林すみれ]だけですが、今後も積極的に聴いていきたいと考えています。


【22.9.19追記】ちょうど一年前のことになりますが、おくらさんに入った新しいピアノのことを調律師/ベーシストの古荘昇龍さんがアップされたFBの記事です。

FBを見れない方のために記事もアップしておきますが、FBにはその動画もアップされているので、アカウントをお持ちの方はこちらもご覧ください。



その他のおくらさんのページへ

このお店の細かい紹介:④20/01( ↓ )

その他

 ①14/03 ②14/06 ⑤20/05

ライブ

池田芳夫(b)&園田智子(p)DUO 18/06   栗渋[渋谷毅&栗田妙子]18/08

二重奏[金澤英明&栗林すみれ]18/08  山本恵理(p)&宮崎真司(g)DUO 18/08 

西田千穂(vo)&奥村和彦(p)DUO 18/09 園田智子Trio[小山彰太&吉野弘志] 18/10  



※このお店は弊著「九州ジャズ・ガイド 第①号( ↓ )」にも掲載されておりますので、よろしくお願いいたします。 

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汝が欲するがままをなせ

九州ジャズ・スポット巡りを中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。 ♪新しい秩序、様式が生まれる時代の幕開けです。この混沌を積極的に楽しんでいきましょう。危ぶむなかれ、行けばわかるさ、です。笑