熊本・Jazz Inn おくら ④20/01

熊本市内一の繁華街からアーケード街 上通りを抜けてすぐにある老舗 Jazz Inn おくらさん

熊本に引っ越して以来、常連さんになるんだ!と意気込んだものの、周辺の町から熊本市内に入る道はどこも大渋滞。その物理的、気分的障害があるため、思うように頻繁に通えていないお店。苦笑

それでも何とか顔を覚えていただけるぐらいには通ったこのお店。。。何度行っても、その居心地の好さ、空気感は格別。

これまで訪問してきた中で、書きたいネタが書けないままかなり溜まってしまいましたので、今回はそれを一挙大放出。思いつくままに並べてみます。

☆お店について

・ジャズにハマったのはマイルスを聴きに行ったから。同日に行われたサンタナのライブを聴きに行っていたら、人生が変わっていたかも。。。このお話は九州ジャズロードでも書かれており、印象的なところでした。

・ジャズ・ピアニストの奥様と出会い、彼女と生きて行くためにこの店を始めた!

・お店の場所探しで色んな所を見に行ったが、一人で切り盛り出来る広さからこの店を選択。

・あまりにもお客が来ないので、一度、ジャズの看板をMUSICに変えたこともあった。。。でも、変わらなかったので戻した。笑

☆パット・メセニーのアルバムがかかっていて、これいいですねぇ、から始まった会話

・パット・メセニーはいい。バークリー音楽大学に生徒で入った翌年には教える側に回った天才。

・ライブ・アンダー・ザ・スカイに行って、最前列ど真ん中でパット・メセニーを見上げて聴いたら、宇宙が広がる感じがした。

・この日はパット・メセニー・デイとなり、ニュー・シネマ・パラダイスのライブも含め、その名盤を何枚も聴かせていただきました。

・尚、この日はもう一人お客さんがいらっしゃったのですが、長年の常連さんだったせいか、マスターのお酒も途中からどんどん進み、どんどん上機嫌に。

・その常連さんが機知に富んだ魅力的な方だったこともあり、結局3人で閉店26時まで盛り上がりっぱなし。

・マスターの寡黙なイメージが大きく変わりました。笑

☆わさもん(注)としてのマスター(以前、書いたネタではありますが)

・九州中でも映像をジャズ喫茶に持ち込んだのは、一番早かったのでは?

・ちょうどランプが切れたので電気屋さんに行ったら、出たばかりのレーザーディスク・プレイヤーが売ってて、即導入しちゃったから。

・レーザーディスクは出来が悪かった。ディスクがすぐに剥がれる上に、最初から剥がれたものもあった、と、わさもん独特の後日談的ボヤキも楽しかったです。 

・尚、このお店の音で映像があるといいですね!と感想を述べた時のシビアなお答え「でも、音は映像があるとごまかされる部分があるから」。。。確かに。いい勉強になりました。

☆マイちゃん(大分・ネイマのお嬢さんで、現在NY在住のドラマー)

マイちゃんとは大分・ネイマのお嬢さんで、現在NY在住のドラマー。。。彼女とは、ネイマのマスターがお店を始める前の見学で連れてきた時に出会ったのが最初で、その後の熊本での大学時代もずっと見てきたのだそうです。私もまだ聴くことが出来ていないので、早くライブがないかなぁ、と思っているのですが。。。

☆マスターのカッコいいところ。。。あくまで、私の思うところ、ですが。笑

・「おススメライブに外れなし」の信頼度の高さ。

・新しい音源までずっと追いかけ続けておられること。

・熊本を訪れたミュージシャンがライブのアフターでふらっと訪ねて来られる信頼感、何だかほっと出来る安心感。

・チキン・カレーを始め、ミュージシャン達の間でも美味しいと評判のお店を築きあげられたこと。

・そのチキン・カレーも私が通っているこの数年の間に進化させられたこと。。。上の写真は以前のチキン・カレーですが、お客さんが好みに合わせて辛味を和らげられるよう、卵の使い方が変わりました。

【2020.2.2追記】この1月に入り、また卵の使い方が戻っていました。この暖冬の中、生はキケンとご判断され、火を通すようにされたそうです。

・地元のラジオにもご出演され、ジャズ啓蒙活動にもご注力されておられること。

・ライブ時のアルバイトを始め、熊大ジャズ研の支援をされておられること。

【2020.2.2追記】ライブ営業の後、お疲れ様会といった風情で深夜まで彼らと盛り上がっているマスター。その感性がお若いのは、彼らとこうやって向き合って来られた成果かもしれません。

・こんな心地好いジャズが聴けるお店に仕立てあげられた手腕。。。音響設備(ラジオ・クロネコ製の真空管アンプ、JBL4333A等)と空間のマッチングの妙。

・プレヴィンが亡くなったという話をしたら、いつの間にか、そっとプレヴィンのウェスト・サイド・ストーリーのレコードがかかっている等のさり気ない気配り。

・時々、ミッシェル・ルグランがマイルス・ディビスを使って録音した豪華なジャズ等、思わぬ異色盤がかかっていること、等々

ということで、未だに新年のご挨拶にも伺えず、なかなか胸を張った常連さんになれそうにもありませんが、今年も引き続きよろしくお願いいたします。

【駐車場:無(近隣にコインパーキング多数有)、喫煙:可】

(注)「わさもん」とは熊本弁で新しいもの好きな人のことで、私の知る限り、南阿蘇・Woodside Basie(ウッドサイド ベイシー) のマスターと双璧といったところです。

ちなみに、わさもんの多い熊本で売れないようなものはどこでも売れないのとか、そんな理由で熊本が新製品の地方調査の場所として選ばれるというのも有名な話。

【2020.2.2追記】ようやく新年ご挨拶を済ませ、今回ゆっくり訪問してきましたが、私の「コルトレーン・リベンジ!イヤー」の流れの中、マスターにも色々教えていただいてきました。

その詳細は後日別途アップいたしますので、乞うご期待!です。


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九州でのジャズ冒険を中心に興味の赴くままジャズ・クラシック等について不定期に掲載。 タイトルはM・エンデ「はてしない物語」の含蓄に富んだ言葉で、サイト主の座右の銘。